履歴書の志望動機が「長く勤めたいから」はNG?志望動機の作り方

今回は履歴書の志望動機で「長く勤めたい」と記入するケースについて挙げてみます。

履歴書に記入する志望動機は書く内容に困ることが多いですね。

やる気はあるとしても、志望の動機が曖昧であったり言葉に表すことが難しい場合もあると思います。

応募者さんの中には志望動機として「長く勤めたいから」と記入する人もいるかもしれません。

長く勤めたいという理由は志望動機としてアリなのでしょうか。

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履歴書の志望動機で「長く勤めたいから」は大丈夫?

結論から言えば、履歴書の志望動機として「長く勤めたいから」というのはあまり適切ではありません。

「長く勤めたい」は志望動機というよりは応募者の「決意」「希望」にあたり、その会社を志望した理由にはなっていません。

志望動機としては「なぜその会社で働きたいのか」を記入するべきであり、「長く勤めたい」のであれば他社でも良いのでは?と捉われる可能性もあるでしょう。

 

また面接官が志望動機を聞く理由の1つとして「この人はウチの会社でやっていけるか」「この人と一緒に長く働いていけるかどうか」という事も含まれています。

そのために具体的な志望動機を聞き、判断材料にしたい訳です。

それなのに「長く働きたいから」という回答をしたのでは、面接官が志望動機を質問する意図に十分に答えられていないと考えられます。

 

そのため「長く勤めたいから」とあなたがダイレクトに回答するのではなく、面接官に「この人は長く勤めてもらえそうだな」と感じてもらえるような志望動機を伝えるのががベターと言えます。

志望動機の内容は応募者によって様々ですが、面接官に「長く勤めてもらえそう」と感じてもらうためには、その企業が大切にする理念や事業内容に共感をする姿勢の志望動機が例として挙げられます。

もちろんただ単純に「共感しました」ではなく、どこに共感したのかが具体的に読み取れる志望動機が必要です。

 

アルバイトの場合、履歴書の志望動機にそこまで厳格な内容は求められないケースも多いですが、志望理由として「長く勤めたいから」とだけ記入するのは出来るだけ控え、「この人と一緒に長く働きたい」と感じてもらえるような志望動機を考えておきたいですね。

 

履歴書に書く志望動機がない場合は?

履歴書に書くような志望動機が思い当たらない場合はどうでしょうか。

特にアルバイトの場合には単純に「近くだったから」「お小遣いが欲しい」といった理由で働き始める人もいるのかもしれません。

ですがバイトの場合でも志望動機が曖昧な場合には、不採用になってしまう場合もあります。

 

履歴書の志望動機として書くことが見当たらない場合、人によっては以下の2点が不足している可能性があります。

  • 自分自身がどのような仕事をしたいのか
  • 相手企業の事業内容や理念等を研究していない

 

志望動機というのは「自分自身と相手企業との接点を探るもの」でもあります。

そのため上記の2点が明確に言えるようであれば、自然と志望動機も見えてくる筈です。

アルバイトの場合には自分がやりたい仕事と応募する会社の仕事内容の接点を考えてみるなど、適切な志望動機を考えてみたいですね。

 

パートの志望動機がブランクってあり?

パートとしてお仕事をする場合にも履歴書を提出するのが通常です。

当然に志望動機を記入して提出をすることになるでしょう。

 

どうしても志望動機が思いつかない場合、志望動機をブランクにして提出をしたいという人もいるかと思います。

ですが志望動機というのは面接官があなたの考え方を知る上でも重視する項目。ブランクで履歴書を提出をする事はリスクがあります。

 

もし志望動機が思いつかないという人は、以下の3点を軸にして文章を組み立ててみるのが良いかもしれません。

  • その会社を選んだ理由
  • 活かせる経験やスキル
  • 入社後にやりたい事・目標

 

例えばスーパーのパート仕事への応募の場合、上記3点を踏まえると以下のような志望動機が考えられます。

私は貴店を利用させて頂く度に、スタッフの方の明るく元気のよい接客に好感を持っておりました。

スタッフさんの活気のある接客を受けて店内でのお買い物がしやすく、いつのまにか自分も元気になっています。

私自身もコンビニエンスストアでの接客経験があり、人と接することが好きなので接客に活かしていきたいと思います。

スーパーという仕事を通じて人々の生活に貢献し、地域の方を支えるお仕事ができればと考えております。

 

上記は簡単な一例ですが、上記の3点から志望動機を組み立てていくとスムーズに考えられる事が多いかと思います。

また現在ではインターネットを始め様々な情報がありますので、それらを参考にしてインスピレーションを働かせるのも良いでしょう。

履歴書の志望動機はブランクを出来るだけ避け、面接官に好印象を抱いてもらえるような志望動機を考えておきたいですね。

 

履歴書の志望動機が「長く勤めたい」まとめ

履歴書の志望動機が長く勤めたいのケースについて挙げてみました。

確かにせっかく会社で働くからには長く勤めたいという気持ちがあるかと思いますが、それをそのまま志望動機とするのは不適切な場合もあります。

面接官が一緒に働きたいと印象を持ってもらえるような志望動機を考えることが大切です。

自分自身のやりたい仕事や企業のことをよく研究し、適切な志望動機を記入しておきたいですね。

 

また履歴書の「希望勤務期間」の書き方に悩んでいる方はこちらの記事も参考にしてみてください。

参考記事:履歴書の希望勤務期間の書き方は?空白でよい?長期の記入方法も解説

 

今回は履歴書の志望動機が「長く勤めたい」の場合について挙げてみました。

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