コンビニ夜勤で一人はきつい?違法性は?ワンオペの実態を解説

今回はコンビニの一人夜勤について挙げてみたいと思います。

アルバイトの定番とも言えるコンビニバイト。

今まで一度は経験したことがある人も多いのではないでしょうか。

そんなコンビニでは夜勤の募集もしており、基本的には二人体制で勤務をする店舗が多い印象があります。

ですが中にはコンビニ夜勤を一人で勤務している店もあるようです。

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コンビニ夜勤の一人はきつい?

コンビニ夜勤では二人体制の店舗が多いように思います。

人通りや交通量が多い繁華街や高速SAなどでは3人体制の店舗もありますね。

作業量の関係もありますが、深夜に二人体制~にするのは主に深夜の防犯面を意識している店舗が多いからです。

 

ですがコンビニによっては、夜勤一人体制の店舗もあります。

ここではコンビニの一人夜勤のきつい所を挙げてみます。

 

レジから目が離せない

コンビニで夜勤一人の場合、レジから目が離せません。

二人体制であればどちらかが店内作業をして、片方がレジを見ている事ができますが、ワンオペ状態の場合には何か作業をしている時でも常にレジを注視している必要があります。

中には呼び鈴(卓上ベル)が置いてある店舗もありますが、あまりにお客さんを待たせるとクレームに繋がります。

清掃をしながらレジとか、おでん・ホットスナックの什器を洗いながらレジを見ておくのは意外にきつい作業です。

 

休憩が取れない

コンビニ夜勤で一人の場合、まともな休憩は取れません。

夜食を取る際にはバックルームで休憩を取りますが、監視カメラを気にしながらの食事となります。

当然に休憩中にレジにお客さんが来れば食事中でも対応しますし、納品がきても対応することになります。

 

作業量が多い

コンビニ夜勤の一人勤務の場合、作業量が多くなる場合もあります。

ワンオペ店舗の場合には作業量が少なめなケースが多いですが、中には二人体制並みの作業量の店舗もあるようです。

特に納品が多い店舗では、品出しをしながらレジもこなすのできついと感じる事もあります。

 

レジの誤差は自分の責任

当たり前の話かもしれませんが、コンビニ夜勤で一人の場合、朝方のレジ締でレジ内の金額に誤差が出た場合は自分の責任になります。

一人しかいないので夜勤者が疑われるのは当然ですが、やはり責任感を持ってレジを打つ必要があります。

複数人でシフトに入っていた場合にはレジ誤差の責任も按分されますが、ワンオペの場合には特にレジ操作にも注意が必要です。

 

歩き回る

コンビニ夜勤で一人の場合には、店舗内をバタバタを動いたり動き回る回数が多くなります。

納品中にレジ・トイレ清掃中にレジ・リーチインにいる間にレジなど、一人なのでとにかく動きます。

ワンオペは気楽な部分もありますが、体力が必要な仕事でもあります。

 

トイレにゆっくり入れない

ワンオペ店舗の場合、トイレにもゆっくり入れない。

いつレジにお客さんが来るか分からないからです。

当然に来店時にはチャイムが鳴りますが、レジに来るタイミングまでは分からないのでおちおち大便をする事は難しいでしょう。

トイレにゆっくり入れない事もコンビニ夜勤の一人のきつい所です。

 

知識量が必要(マニュアル)

コンビニ夜勤で一人体制の場合、あらゆる事に全て自分で対応をしなければなりません。

大きな非常時にはオーナーが起きて対応をしてくれる場合もありますが、基本的には夜勤者が一人で対応をします。

店内の事故・オペレーショントラブル・機械の故障・苦情など、幅広い対応ができる人に向いています。

またマニュアル内容もある程度頭に入れておく必要があります。

 

防犯・セキュリティ

先ほども少し取り上げましたが、やはりコンビニ夜勤一人の場合には防犯面に不安がつきまといます。

特に女性がコンビニ夜勤をやる場合には、パートナーとして男性が組まれるケースが多いです。

一人勤務の場合には防犯上のリスクがある事は考慮しておきましょう。

 

時給が同じ

コンビニ夜勤で一人体制の場合でも、二人体制の店舗とさほど時給が変わらない点もきつい所です。

楽な店舗であれば良いですが、作業量が二人体制並みなのに時給は変わらないといった店舗もあります。

そのため時給が割に合わず、辞めてしまう人もいます。

 

コンビニ一人夜勤の私の体験談

私は若い頃にコンビニ一人夜勤をやったことがあります。駅から少し離れた所で人通りも少なく、さほど大きなコンビニではありません。

フリーターだった私はそのコンビニの深夜に申し込みをし、すぐに採用してもらえました。

 

夜の22時くらいに雑誌の納品がきていて夜中には牛乳パックやパンなどの納品がありましたが、物量が少ないためすぐに品出し作業も終わりました。

来店客数も少なくて忙しいこともなく、暇な時間は雑誌を読みながらバックルームにいる事も許可されていました。

ワンオペなのでトイレには少し困りましたが夜中の2~3時になるとほとんど人が来ないため、トイレが済ませられないといった事はありません。

 

ですが一点嫌だったのは店前がヤンキーの溜まり場になる事です。

私も時々注意をしましたが、毎回10人くらいで来店するため、こちらは一人という事もあり中々積極的に注意がしにくかった事もありました。

そして毎回のように店前をゴミで散らかして帰るため、その清掃も意外と大変です。

 

また一番驚いたのは半年が少し過ぎたあたりの頃に、店長から店が閉店する事を聞かされたことです。

勤め始めたばかりの私は、しばらくここで働く気でいたので正直驚きました。

聞いた訳ではないので確実なことは言えませんが、恐らくは私が半年前に採用された頃には既に閉店することが決定していたんだと思います。

それまでは店長が深夜勤務を当番していた為、閉店までの繋ぎとして一時的に私を雇ったのでしょう。

 

コンビニの夜勤を一人でやった感想としては、正直気楽でした。

ですが土地も田舎でしたしすぐに辞めるハメになった為、特別な思い出などはありません。

ワンオペでコンビニバイトをする場合には、まず事前にお店の様子などを確認してからの方が良いかもしれません。

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コンビニ夜勤を一人でする違法性は?

コンビニ夜勤の一人勤務に違法性はないのでしょうか。

確かに二人体制の店舗が多いので、一人だと問題がありそうな気もしますね。

 

ですがコンビニの一人夜勤に違法性はありません。

先ほども挙げたように、一人体制だと防犯上好ましくないので二人体制としている店舗が多いように思います。

もちろんそのような取り決めの法律がある訳ではなく、違法性もないと考えて良いでしょう。

 

ですが別の視点で考えると少し考え方が変わってきます。

例えば労働基準法では6時間を超える場合には労働者に休憩を与えることになっています。

労働基準法第34条

使用者は、労働時間が6時間を超える場合には45分以上、8時間を超える場合には60分以上の休憩時間を労働者に与えなければならない。

 

コンビニ夜勤で一人勤務の場合、暇なときは休める事もありますが、来店客が来ればすぐにレジに行かなければなりません。

店の様子を見ながら休める事はあっても、完全に労働から解放されている時間はほぼありません。

接客業の一人勤務であるため、途中で仮眠を取ることも難しいでしょう。

 

そのため休憩時間中もお客様対応をする必要があるのであれば、その時間には賃金が発生する可能性があります。

またもちろん22時~5時の間は割増賃金として25%増になりますし、高校生など18歳未満の者に夜勤させることも出来ません。

難しい問題ですがもし負担が大きいようであれば、管理者等に相談をしてみるのが良いかもしれませんね。

 

コンビニの強盗件数は?

コンビニの一人夜勤で気になるのは、やはり防犯面です。

現在でも時々ニュースになるように、夜勤は特にコンビニ強盗などが起きる可能性はあります。

 

警察庁の29年の刑法犯に関する統計資料を参考にさせて頂くと、平成20~26年あたりまではコンビニ強盗の認知件数が500~800件程度あったものが、平成27~28年は400件を下回っており、平成29年には300件を下回る結果となっているようです。

※参照 警察庁「平成29年の刑法犯に関する統計資料」

コンビニの店舗数自体は年々増えている印象がありますが、コンビニ犯罪が減っているのはすごい事ですね。

 

最近ではコンビニ自体の防犯システムもセキュリティ性が上がっていますし、警察の方々もこまめにパトロールしてくれている姿を見かけます。

昔からコンビニでもカラーボール等を置いてありますし、店舗によって高性能な防犯カメラや非常通報装置もあります。

またきちんとしたお店であればレジ内に一万円札などの大金をいつまでも入れておきません。

コンビニ夜勤の一人勤務では強盗に遭わないよう、責任を持ってお金の管理をしていく必要があります。

関連記事:コンビニバイトのタバコの覚え方は?盗まれる事はある?

 

コンビニ夜勤に女性はどう?

最近ではコンビニの夜勤にも、女性の姿が目立つようになってきました。

特に近年では女性の社会進出やダブルワーカー・副業に取り組む人など、仕事への多様化も見られます。

 

コンビニによっては防犯マニュアル等もありますし、夜勤に女性同士だけでパートナーを組ませる事は少ないです。

ただし強盗犯罪だけでなく、深夜には酔っ払いが来店する場合もありますし、苦情が起こる可能性もあります。

また夜勤であっても物量が多い店舗では、体力を使うことも多く大変です。

特に主婦の方などは家庭の事情によって仕事のお休みを取る場合もあるかと思いますが、夜勤では人数が少ないためシフトの融通が効きにくい難点もあります。

夜勤の場合、長く続けていると生活の昼夜が逆転しますし、女性の場合には美容に悪いといったデメリットもあります。

 

またもし女性がコンビニ夜勤に勤務するのであれば以下のような店舗を検討しても良いでしょう。

  • 警察署等が近いコンビニ
  • オフィス内のコンビニ
  • 半夜勤があるコンビニ(22時~2時など)
  • 自宅から近いコンビニ

 

最近では夜勤に女性が働くケースも増えていますし、お店側も女性を雇う機会が多くあります。

自分の身体に無理なくできるアルバイトを探しておきたいですね。

 

コンビニの夜勤に一人まとめ

コンビニ夜勤の一人体制について幾つか挙げてみました。

コンビニ夜勤の一人勤務は気楽で、自分のペースで仕事を進められるメリットがあります。

ですが防犯面や仕事の多さなど、一人勤務ならではの責任の重さがある事も事実です。

コンビニ夜勤に興味がある方は一度検討してみるのも良いのではないでしょうか。

 

またコンビニバイトがきついかどうか気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

参考記事:コンビニバイトは割に合わない?きついと言われる理由は?

 

今回はコンビニの一人夜勤について挙げてみました。

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