シフトの「自己申告制」の意味は?デメリットや職種も解説
今回はシフトの自己申告制の意味について挙げてみたいと思います。
アルバイトの働き方で多いのが「シフト制」。
今までのバイト経験の中で、シフト制で働いたことがある人も多いのではないでしょうか。
またシフト制の中の1つに「自己申告制」があります。
今回はそんなシフトの自己申告制の意味について挙げてみます。
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目次
シフトの自己申告制の意味って?
まずシフトには2種類があります。
- シフト制:出勤日や出勤時間が週によって異なり、勤務日や休日が決まっていない働き方
- 固定制:会社の就業時間に合わせて、勤務する曜日や時間が決まっている働き方
シフト制の中にも幾つかの種類がありますが、その中の1つが「自己申告制」です。
自己申告制とはその名の通り、シフトを自分から申告する働き方のことを言います。
例えば「土曜日は17時~22時まで働きたい」とか「水曜日は出勤できません」など、自分で自由に希望のシフトを申告(提出)することができます。
ですが自己申告制とは言っても、完全に自由にシフトを決められるとは限らない点に注意が必要です。
例えばお店によって「出勤できる曜日・時間帯」をシフト申告する場合もあれば、逆に「出勤できない曜日や時間帯」を申告する場合もあります。
もしくは時間や曜日がブロックで決まっていてその中からだけシフトを選択できたり、シフトは自由だけど「土日だけは勤務必須」などの条件が付く場合もあります。
または「週〇回出勤、1日△時間勤務」という枠を満たしてさえくれれば、曜日や出勤時間帯は自由に決められるという場合もあるでしょう。
要するに自己申告制とは言っても会社やお店によってルールが異なる場合が多く、こればかりは働く職場のルールを確認してみるしかありません。
求人の募集要項などにシフトについて記載があるかと思いますので、申し込み前に必ずチェックしておきたいですね。
会社がシフト制にする意味は?
なぜ会社はお店はシフト制にするのでしょうか。
一見すると、シフト制の場合には会社としては人員調整がしづらいようにも見えます。
シフトというのは「置き換える」といった意味があります。
1人を長時間労働させるよりも人を置き換えながら時間を決めて働いてもらう事で、より多くの雇用を生み出せるとも考えられます。
また現在ではコンビニやファミレスなど、24時間営業をする店舗も少なくありません。
ですが法律により、基本的には一週間に40時間までの労働と決められています。
シフト制にする事により、労働時間をうまく調整しながら働く人を交代していく事で、24時間など長い時間においても店舗を稼働させることが可能になります。
また求人募集として、人を集めやすい意味合いも含まれているかと思います。
学生さんやダブルワーカーなど、固定制のお店よりも自己申告の自由シフト制のほうが働きやすいと感じる人も多い筈です。
より多くの人に応募してもらいたい・働きやすい職場環境を作っていきたいというお店側の想いも関係しているのかもしれませんね。
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シフトの自己申告制のデメリット
シフトの自己申告制のデメリットにはどのような点があるでしょうか。
考えられるデメリットを挙げてみます。
シフトの自己申告制の場合、当然に全員が希望のシフトを申告します。
自己申告制の傾向として、人気のある曜日や時間帯に人数の偏りが出てしまう事があります。
そのため人数が多い曜日や時間帯は、シフトが削られてしまう可能性があります。
固定制の場合、毎週〇曜日の〇時から出勤と決められている為、スケジュールが組みやすいのが利点です。
ですがシフト自由の自己申告制の場合には、毎週勤務する曜日や時間が異なります。
そのため先々のスケジュールが組みにくいのがシフト制の難点と言えます。
固定制の場合には曜日や時間が固定されているため、毎月の給与も大きな変動はありません。
ですがシフトの自己申告制の場合には、働く時間や日数が確定していないため、どれくらいの給料になるかが分かりずらい部分もあります。
特にアルバイトで生計を立てている人は、毎月の収支の計算がしにくいため不安に感じることもあるかもしれません。
定期的に決まった休みが取れないのもシフトの自己申告制のデメリットと言えます。
例えば習い事を始めようとして毎週土曜日に教室に通うとしても、シフト制の場合には必ずその曜日に休めるとは限りません。
もちろんその曜日に毎回休みの希望を出すことは出来ますが、状況によってはその要望が通らない場合もあります。
固定の休みが取りにくい事もシフトの自己申告制の難点と言えます。
お店にもよりますが、シフトの自己申告制の場合にはシフトが決定するのが遅い場合もあります。
管理者が忙しかったり希望シフトを提出するのが遅い人がいると、確定シフトがギリギリになって出る場合もあります。
くれぐれもシフトの提出期限はしっかりと守るようにしましょう。
先ほども挙げたように、シフトの自己申告制の場合には人気がある曜日や時間で人数に偏りが出ます。
そのためある曜日で人が足りないと店長や管理者から「○○君〇曜日出勤してくれない?人が足りてないから」といったお願いをされる事もあります。
断りにくい人はそのお願いを承諾し、結局自分の希望シフトとは違う曜日に出勤せざるを得なくなる場合もあります。
固定の場合と異なり、シフトの自己申告制の場合には毎週のように出勤曜日や時間帯が異なります。
そのため安定した生活リズムを整えることができず、人によっては体調を崩してしまう人もいます。
自由シフトとは言っても、自分ができる範囲でお仕事をするようにしたいですね。
シフト制が多い職種って?
シフト制が多い職種にはどのような仕事があるでしょうか。
以下のような仕事ではシフト制の会社が多くなります。
- コンビニ
- 居酒屋
- コールセンター
- ファーストフード
- ファミレス
- 弁当屋
- スーパー
- ドラッグストア
- カフェ
- 百貨店
- 食品工場
- 製品工場 etc…
いずれも長時間営業をしているお店や飲食系のお店が目立ちます。
またスーパーや百貨店・工場など従業員の人数が多い会社でもシフト制の所があります。
どうしてもシフト制のバイトを選びたい場合には、上記のような会社をあたってみるのも良いかもしれませんね。
コンビニのシフトは自己申告制?
アルバイトの定番でもあるコンビニバイト。
コンビニバイトのシフトは自己申告制なのでしょうか。
結論を言えば、これはお店によって異なります。
FC店であれば主にはオーナーさんや店長などがシフトを作成しており、お店によっては自己申告制の所もあります。
ですが多くのコンビニでは、ある程度は出勤する曜日や時間帯があらかじめ決められており、休みたい日にその都度申告をする(相談をする)といったお店が多いように思います。
例えばシフト表の近くに交代希望のメモを貼っておいたり、バイト従業員同士で相談して出勤日を交代するなど、お店によってもルールは様々です。
コンビニも各時間帯は3~4人体制で廻している所が多く、突発的な休みや遅刻は周囲のスタッフにも迷惑がかかってしまいます。
そのためどうしてもシフトを変更して欲しい場合には早めに管理者に相談するなど、適切な対応を取るようにしたいですね。
シフトの自己申告制の意味まとめ
シフトの自己申告制の意味などについて幾つか挙げてみました。
シフトの自己申告制は出勤する曜日や時間帯などを自分で申告することができ、自由度の高い働き方とも言えます。
ですが完全に自由シフトとは限らず、お店によっては条件があったりシフトを削られたりする場合もあるので注意が必要です。
固定制とシフト制、自分に合った働き方を選びたいですね。
今回はシフトの自己申告制の意味について挙げてみました。
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