レジの過不足が出る12の原因。違算を出さない方法とは
今回はレジの過不足について挙げてみたいと思います。
小売店やサービス業など、様々なお店で使用されているレジ。
コンビニやスーパーのバイトで普段から使用している方も多いのではないでしょうか。
レジではお金を管理するだけでなく、情報やデータも記録されるため便利です。
ですが人間が操作をする以上、どうしてもレジの過不足が出てしまう場合があります。
今回はそんなレジの過不足について挙げてみます。
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レジの過不足が出る原因
レジの過不足が出る原因としてはどのような点があるでしょうか。
幾つか挙げてみます。
レジ内の金額がぴったり合っていたとしても、レジ締め担当者にお金の数え間違えがあれば当然に過不足が出てしまいます。
せっかく他の従業員がきちんとレジ操作をしていても、レジ締め担当者の計算が間違っていたらどうにもなりません。
落ち着いてお金を数え、しっかりとレジ締めを行うようにしましょう。
レジでの精算時、従業員がお客様に釣銭の渡し間違えをした場合にも当然に過不足が出ます。
50円と100円の間違え・1000円札の枚数の間違えなど、釣銭を渡す時はきちんと数えて渡し間違えのないようにしましょう。
上記とは逆に、レジの精算時にお客様が出した金額に間違いがあり、その金額の誤りに気付かずに収納してしまった場合にもレジの過不足が出ます。
例えば商品金額が7000円で、お客様が5000円札しか出していないのに従業員が見誤って10000円でレジ入力してしまい3000円のお釣りを渡してしまった場合、当然に5000円のレジ過不足が出てしまいます。
単純にレジの金額入力時に操作謝りがあった場合にはレジの過不足が出てしまいます。
このような誤操作は行列ができるような忙しい時や、商品にバーコードが無く金額を手打ちする商品等で起こる可能性があります。
レジ締め時には両替を行います。
硬貨であれば50枚で1本パックになっているので、例えば1円玉が足りず両替をするのであれば50円1枚と1円1本(50枚)を両替をしたりします。
ですがこの時に両替の間違えがあると当然にレジ内の金額も狂ってしまいます。
最近では電子マネー決済が増えている事もあり、チャージミスも多いです。
チャージ金額を誤って入力してしまったり、チャージ後にお釣りを渡し忘れるケースが挙げられます。
数千円単位のレジ過不足が出ている場合には、ここから疑う事もあります。
あまり考えたくない事ではありますが、従業員がレジ内のお金を盗んでしまう可能性もあります。
一定の時間帯毎に点検でレジ締を行うのは、過不足が出た時に何が原因なのか突き止めるためでもあります(盗みなど)。
単純にお金を抜いただけであればレジ締め時に過不足が出るのですぐに分かりますが、常習者だとやり方に少し手が込んでいる事もあります(例:わざと幾つかの商品の「取り消し」をしてレジ内の金額を少なくし、その分のお金を抜く等)。
このような人がいるとは考えたくないものですが、常習化してくると金額も大きくなってくる為、お店側としては早めの対策が必要です。
コンビニは百貨店など、色々な商品券を取り扱っており、ギフト券・おこめ券・食事券・クーポン券など、様々です。
初心者の従業員さんの中には、これらの商品券を現金と同様に処理してしまう人がいます(例:500円クーポン→500円預かりで入力してしまう等)。
商品券であるからにはレジによって別操作が必要であるため、現金と同様に入力をしてしまうと当然にレジ過不足が出てしまいます。
またお釣りが出ない商品券なのにお釣りを渡してしまったり、店内で取り扱いできない商品券を受付してしまう従業員もいるので、普段からの教育が必要です。
現在ではレジでも様々なサービスの受付をしています。
特にコンビニでは宅急便・公共料金・WEB予約・コンサートチケット・クリーニングなど、そのやりとりも様々です。
受け取りはレジ上で操作する事もあり、その処理方法を間違えるとレジ過不足に繋がる可能性もあります。
オペレーション操作は次々に増えていく為、定期的なマニュアルの読み返しが必要となります。
例えば13:00~17:00と17:00~22:00の2つのシフトがあるとします。
17:00時のレジ締めでレジ過不足が生じたとしても、レジ締め担当者が「過不足は無かった」と言えば、次の22時のレジ締めまでは過不足の事実は発覚しない事が多いです(17:00~22:00の時間帯に責任をなすりつける)。
そのためこれを防ぐには後時間帯の人がレジ締めを行ったり、社員などの責任者が毎回レジ締めを行う必要があります。
レジ締めでお金が足りない場合、単純にレジのドロアー内にお金が落ちていたり、お札が引っかかっている事はよくあります。
そのためレジ締めを行う際には、目視&手を中に入れてお金が落ちていないか確認してみましょう。
レジ過不足を防ぐための簡単なチェックですのでやっておきたいですね。
レジで過不足が出た場合、レジ下にお金が落ちている場合もあります。
特に釣銭の受け渡し時に硬貨などが下に落ちてしまう事はよくある事です。
懐中電灯を使用しながら、机の下などにお金が落ちていないか確認をしてみましょう。
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レジの過不足を出さない方法は?
レジの過不足を出さない方法としてはどのような方法があるでしょうか。
基本的には、やはりレジ精算時にミスが生じそこから過不足が発生するケースが殆どかと思います。
そのため以下の点には十分に注意をします。
- 混雑時でも冷静に落ち着いて対処
- 預かった金額は何度も数える
- 預ったお金・お釣りは声に出して金額を言う
- レジに正確に預かり金を入力する
- お札はお客様の目の前で数える
- 釣銭も手元できちんと確認して渡す
- スポンジで指を濡らしたり指サックを使用する
上記のような基本的な項目が守れていれば、ある程度のレジ過不足は防げると思います。
またこれは個人的な意見ですが、過不足が「出にくい店」と「出やすい店」を比較すると、店側の「意識の問題」がかなり大きいと思います。
過不足が出ないお店というのは100円の過不足でも注意をしたり、常に社員が従業員のレジ操作に目を光らせていますが、過不足が出やすいお店ではレジ誤差が出てもほぼ放置状態のお店もあります。
私もあるお店に行って違算表を見ていたら、毎日のように500円以上の違算が出ているのに何も対策をしていない様子に驚いた経験があります。
レジで過不足が出てもそれを細かく原因追及しようとしないお店では、従業員の間でも「過不足はそんな大した問題じゃないんだな」という意識が広まってしまい、お金の管理も雑になっていきます。
ひいては「緩い店」という認識が広まってしまい、最悪の場合には従業員の盗みなどの事件に繋がってしまう可能性もあるでしょう。
レジの過不足を出さないようにするには、常に店全体として危機意識を持ち、お金の管理を徹底する気持ちを共有することが大切と言えます。
レジでマイナス4000円?
私も以前接客業で社員をしていた事があり、何名ものアルバイト従業員がいました。
ある日ある女性アルバイトさんに「○○さんすみません、もしかしたらさっきのお客さんに間違って5000札を渡してしまったかもしれません…」という報告を受けました。
それを聞いて私も慌てて監視カメラをチェック。
確認してみるとその従業員は確かに5000円札を渡してしまっています。
普通に考えて1000円札と5000円札を間違えて渡すなんてあり得ない…と思うのですが、中にはこういう不思議な事をしてくれるアルバイトの子もいるのが実際です。
そのお店では自腹システムはありませんでしたが、さすがに4000円の誤差はきついのでその時は私が支払う事にしました。
(まぁ一応は管理不行き届き的な部分もあったのかもしれませんし…。)
その子は普段から一生懸命頑張ってくれていましたし、他の子よりも労働量が多い子はミスが出やすくなる部分もあるのかなとも思います。
厳しいお店であれば従業員が自腹を切る所もあるようですし、従業員同士で分割させるお店もあるようです。
お店が従業員にレジ過不足分を負担させる事は不法行為になる可能性がありますが、実際に中小零細の小さなお店ではこのような事がまだまだあります。
レジの過不足が出ると大きな損害に繋がる場合もあるため、くれぐれも普段から気を付けておきたいですね。
レジの違算でクビになる事はある?
レジの違算でクビになる事はあるのでしょうか。
基本的には、1~2回の違算でクビになるのは考えにくい所です。
アルバイトであっても解雇をするには、客観的に見て合理的な理由が必要です。
違算があったからと言って即クビにする事はできません。
ですが何度注意をしても一向に改善が見られなかったり、窃盗としてレジ内のお金を盗んでいたような場合には解雇も考えられます。
またレジの過不足が出る原因は、大抵はパターンがある程度決まっています。
レジに来る1人1人のお客様の精算をきちんとこなす事を意識するようにしましょう。
流れ作業になってしまったり、ぼんやりと接客をするのはNGです。
またレジ操作で分からない事があれば自分で無理に処理しようとせず、先輩や上司に相談をしてみるのも良いですね。
レジの過不足まとめ
レジの過不足が出る原因について幾つか挙げてみました。
レジの過不足が出る原因は、レジ操作上のちょっとしたミスであるケースが多いです。
手作業でレジ操作をする以上は多少の過不足が発生するのは仕方のない事かもしれませんが、従業員の努力や意識次第で最小限に留めることができます。
レジで過不足が出ない日は気持ちが良いものです。
全員が意識を共有し合って過不足が出ないようにしていきたいですね。
また初めてのレジの操作方法などについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
参考記事:初めてのレジ打ちバイトのやり方は?操作方法や接客用語も解説
今回はレジの過不足について挙げてみました。
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