バイトをクビになりたい?解雇されるための理由とは?
今回はバイトをクビになりたいケースについて挙げてみたいと思います。
アルバイトとして入社をした場合、できれば長く勤めたいと思う人が大半かと思います。
せっかく採用された訳ですから、途中で辞めることなくできるだけ長期で勤めたいという方も多いでしょう。
ですが中には「バイトをクビになりたい」と考える人もいるようです。
アルバイトを自分からクビになりたいという人にはどのような事情があるのでしょうか。
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バイトをクビになりたい理由は?
中にはバイトをクビになりたいという人もいます。
バイトをクビになりたい人の理由にはどのような点があるのでしょうか。
幾つか挙げてみます。
まずはバイト先に言いにくいという事が挙げられます。
例えばバイト先の店長が怖い・忙しいお店だから言いづらいなど、何かしらの事情があって退職を申し出ることができない場合もあるでしょう。
自分から言うのが怖いため、バイトをクビになりたいと考える人もいるのかもしれません。
バイト先によっては辞めさせてもらえないケースも考えられます。
特に人手不足のお店においては、退職を申し出ても中々認めてもらえない場合があるようです。
労働者がいつ退職を申し出るかは自由なのですが、辞めさせてもらえないためにバイトをクビになりたいと考える人もいるようです。
アルバイトにも、期間の定めのある契約と無い契約があると思います。
期間期間が定められている場合、基本的には期間満了まで勤めることが前提となり、途中で辞める場合にはやむ負えない事情が必要なことがあります。
期間満了となるまでバイト先に辞めさせてもらえない事情があるため、人によってはバイトをクビになりたいと考える人もいるかと思います。
期間の定めのない契約であっても、退職をするには少なくとも二週間前にはそれを告げておく必要があります。
またバイト先によっては退職ルールとして「1か月前に申し出ること」等が設けられている場合があります。
ですが本人としては1か月も待っている事は出来ずすぐにでも辞めたい心境のため、バイトをその場でクビになりたいと考える人もいます。
中にはバックレだと迷惑がかかると考えている人もいるようです。
バックレの場合、連絡が途絶えるしバイト先が心配をするため余計に迷惑がかかると考えているのでしょう。
ですがわざとバイトをクビになりたいと思う事自体も、職場に大きな迷惑がかかってしまいます。
どうしても辞めたい場合には、やはり早めに会社に相談をするようにしましょう。
バイトをクビになった場合、手当なども考えられます。
会社が30日以上前に予告することなく労働者を解雇した場合は「解雇予告手当」の支払い義務も考えられますし、会社から解雇された場合には失業給付も会社都合として約1カ月後から受給できる場合もあります。
稀なケースかと思いますが、これらの手当てを目的としてバイトをクビになりたいと考える人もいるのかもしれません。
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バイトをクビにならないのはなぜ?
上記のようにバイトをクビになりたいと考える人は、少数ながら存在するようです。
ですが自分がクビになりたいと思っていても、中々バイト先がクビにしてくれないという場合もあります。
中には遅刻が続いていたり、仕事中のミスが多いのにクビにならないというケースもあります。
まずアルバイトとは言え、労働者である事に変わりはありません。
そのため労働者を解雇する場合には、「正当な理由」が必要です。
数回の遅刻や仕事上のちょっとしたミスだけでは解雇の正当事由とは言えず、無理にクビにしようとすればそれは不当解雇と取られる可能性もあります。
またアルバイト従業員であっても即クビにするという事はできず、バイト先は労働者に対し30日以上前に解雇を予告する必要があります。
もしくは解雇予告の代わりに、解雇予告手当を支払うことで即解雇することもできます(組み合わせも可)。
また以下のような解雇は法律により禁止されています。
- 産前産後に休業している期間の解雇
- 女性であることを理由とした解雇
- 業務で病気にかかって休業している期間の解雇
- 育児休業や介護休業の申請・取得したことを理由とする解雇
- 国籍・信条・社会的身分を理由とする解雇 etc…
またバイト先は労働者の意思に反して退職を迫るような「退職強要」も禁止されていますし、ちょっとしたスキル不足を理由とした解雇も不当解雇に該当する可能性があります。
併せて多くの労働者を解雇するという事は、会社として社会的な評価を下げる可能性も考えられますし、他従業員に対して悪影響が出ることもあります。
そのためアルバイトとは言え、会社は従業員を簡単にクビにすることはできないのが通常です。
あなたがバイトをクビになりたいと考えていたとしても、上記のような理由から簡単に解雇する事はできません。
悪質な会社であれば上記のようなルールは全く無視をしてアルバイト従業員をクビにするケースも見受けられますが、そのような会社では入社後も不安が残るため、アルバイトを検討する際には安心して就業できる会社かどうかきちんと見極めることも大切です。
バイトをクビになるケースとは
上記のように、一般的な会社であれば簡単にバイトをクビになるような事はありません。
ですがあなたがした行いによっては、バイトをクビになる可能性もあります。
バイトをクビになる例としては以下のようなケースが考えられます。
- 損害を与えた(ネット上に会社の評判を落とすような書き込みをした等)
- 横領(バイト先のお金を盗んだ等)
- 会社の経営不振(整理解雇など)
- 学歴・経歴詐称
- 暴力事件・セクハラ行為など
- 度重なる遅刻・無断欠勤(改善が見られない)
- 期間満了により更新をしない(雇止め)
上記のように、本来はよほどの事がなければバイトをクビになる事はありません。
普段から周囲とコミュニケーションを取りきちんと真面目に仕事をこなしていれば、クビになる事は少ない筈です。
ですが実際の現場では、上記のような理由に該当しなくてもちょっとしたきっかけでクビになる場合があります。
もし不当解雇の疑いがある場合には、バイト先と相談の席を設けたり労基署や労働相談コーナー等に相談をしてみるのも良いかもしれませんね。
バイトをクビになりたいケースまとめ
バイトをクビになりたいケースについて幾つか挙げてみました。
確かに人によっては「退職を言い出しにくい」「辞めると言いにくい」といった事情がある人もいるのかもしれません。
ですがだからと言って、クビになるのを待つというスタンスは適切とは言えません。
勤務をしている限りはきちんと仕事をするのが基本ですし、どうしても辞めたいのであれば自分から退職を申し出るのが通常です。
クビ待ちになるのではなく、自分で考えて自らの判断で行動するようにしたいですね。
今回はバイトをクビになりたい場合について挙げてみました。
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