ひきこもりの履歴書の空白期間の書き方は?ウソを書いても良い?
今回はひきこもりの履歴書の空白期間について挙げてみたいと思います。
現在ではひきこもりやニート・不登校の人が多くなっているという話を聞きます。
今まで学校や仕事に行かず、周囲との人ともほとんど交流をせずに生活をしてきたという人もいる事でしょう。
ですが何かのきっかけで仕事を始める際、書き方に悩んでしまうのが「ひきこもりだった頃の履歴書の空白期間(ブランク)」です。
今回はそんなひきこもりの履歴書の空白期間について挙げてみます。
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ひきこもりの履歴書の空白期間の影響は?
ひきこもりの方の場合、履歴書には空白期間が多くなってしまうと思います。
中には5~10年といったブランク期間がある人もいる事でしょう。
ひきこもりを含め、履歴書に空白期間が多い場合、選考にどのような影響があるのでしょうか。
結論から言えば、空白期間が長いと会社によってはマイナス印象を与える可能性があります。
一般的には1つの会社に長く定着し、頑張って働き続けてきた人が評価されやすい傾向があるからです。
個人的には、ひきこもりに対してマイナスな印象は持っていませんし、後ろ向きな生き方だとは思いません。
ですが企業の選考者によっては履歴書にひきこもり空白期間があると「積極的に働く気がないのでは?」「入社してもすぐに辞めてしまうのでは?」という印象を与えてしまう事もあるでしょう。
また空白期間と言っても、例えばそれが3か月程度のブランクであれば問題はありません。
転職活動を続けていればそのくらいの空白期間ができる事は一般的ですし、むしろ3か月間前向きに転職活動をしていたというアピールにもなります。
ですがさすがに例えば1年以上の空白期間があると、一般の面接であれば「この期間は何をしていたの?」と突っ込んでくるのが通常かと思います。
またその空白期間に対して「具体的な理由があるかどうか」もポイントです。
空白期間中、自分が何に取り組んできたのか胸を張って言える理由があるのであれば、さほど問題視はされないでしょう。
ですがひきこもりの場合のように、履歴書の空白期間に対して何も書くことがない場合には、その書き方にも工夫が必要となってきます。
履歴書の無職期間の書き方は?
それではひきこもりのように、無職期間のブランクがある場合にはどのように記入すれば良いでしょうか。
例えば以下のような記入が考えられます。
平成20年 | 5 | 病気療養により退職 |
※病気療養のため退職を致しました。
一年間自宅での療養に専念し、現在は回復しておりますので業務に支障はございません。 |
他にも以下のような理由が考えられます。
- 家族の介護に専念していた
- 転職活動に専念していた
- 資格取得のため勉強をしていた
- 実家の稼業を手伝っていた
- ボランティア活動をしていた
- 語学留学をしていた
- 育児に専念していた
- 他の道を模索したが断念した etc…
またひきこもり期間が長い場合、上記のように職歴欄に記入するだけでは印象として弱い場合もあります。
そのため併せて履歴書の「自己PR」欄を積極的に活用しましょう。
自己PRをしっかりと記入しておく事で、空白期間を払拭するような仕事への熱意・関心の強さをアピールする事もできます。
- 新たなことを吸収していきたい
- コツコツ&黙々と取り組める仕事が好き
- 1つの事に根気強く取り組むことができる
- 自分の独創性を活かして仕事がしたい
- 自宅で学習してきた事を仕事で活かしたい
ひきこもりには色々な理由がありますが、空白期間をマイナスに捉え過ぎないことが大切です。
傍から見ればひきこもりであったとしても、ひきこもっていた生活の中で自分なりに学んだ事や吸収できた事もあるでしょう。
内容によっては、空白期間を多少前向きな印象に変える事もできます。
履歴書の空白期間を気にするよりも、仕事に対してのやる気や熱意をアピールするようにしたいですね。
ひきこもりの履歴書で嘘を書いたらどうなる?
ひきこもりの履歴書で嘘を書いたらどうなるのでしょうか。
例えば働いた事のない架空の会社を書いたり、前職の会社の在職期間をごまかすようなケースが考えられます。
結論を言えば、やはりこのような嘘はやめておきましょう。
例えばひきこもりの期間を隠して何らかの嘘をついて入社をしたとしても、年末調整等で前職場の源泉徴収票の提出を求められる事もあるでしょうし、住民税の金額からバレる事もあるかもしれません。
もしくは入社後の同僚との話の中で嘘がバレてしまう事もあれば、知り合いからの情報で判明してしまう事もあるかと思います。
ひきこもりの期間を嘘をついたとしても、あとでバレる可能性があるのでやめておいた方が無難です。
やはり出来るだけ前向きな印象を与えられるように、履歴書の書き方を工夫していくようにしましょう。
ひきこもりの履歴書の空白期間まとめ
過去にひきこもっていた等、長い空白期間がある場合にはそれを書きにくいと感じる人もいるのかもしれません。
中には履歴書に嘘を書きたいと考える人もいるでしょう。
ですが「ひきこもり」と言うと悪いイメージになりがちですが、今では在宅シーンは多くなっています。
自宅でネットを利用して仕事をする人もいれば、自宅を事務所にして開業する人もいます。
今後は会社に依存せず、自宅でフリーとして働く人も増えていくでしょう。
もっと言えば内職仕事やネットショップ・ライターの仕事でさえ、周囲から見ればひきこもりに見えてしまう事もあるかもしれません。
まして現在ではパート・アルバイトも人手不足の時代。
多少のブランクがあるからと言って人を選別していては、企業やお店は良い人材を拾えるかも分かりません。
履歴書の内容だけで判断するのではなく、人物重視で採用する企業も増えています。
そのためひきこもりの空白期間があるからと言って、あまり卑屈になる必要はありません。
むしろそれを気にし過ぎるあまり、消極的になってしまう方が問題です。
ブランクは自分を見つめ直すための期間だったと割り切り、前向きに転職活動をするようにしたいですね。
今回はひきこもりの履歴書の空白期間について挙げてみました。
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