熱でバイトを休むのは何度から?休めないのは違法?連絡方法も解説

今回はバイトと熱について挙げてみたいと思います。

翌日にアルバイトを控えていたり、勤務当日になって体調が悪くなることは誰にでもあるかと思います。

特に発熱が続くとバイトを休みたいと考える人も多い事でしょう。

ですが微熱の場合には休んで良いのかどうか躊躇してしまう事もありますし、休むにしてもバイト先に連絡をしなくてはなりません。

今回は熱でバイトを休むべき体温や連絡方法について挙げてみます。

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熱でバイトを休むのは何度から?

バイト当日に熱がある場合、何度から休むべきなのでしょうか。

 

37度後半

具体的なデータがある訳ではありませんが、恐らく大抵の人は「37度後半(37.5~37.9度)」の熱があればバイトを休む人が多い印象があります。

37度後半にもなると身体もだるいですし、仕事をしていると熱が上がってきてバイトに集中できない人もいるので休みを取る人が多い事でしょう。

 

37度前半

人によって異なるのが「37度前半(37.0~37.4度)の熱の場合です。

微熱程度なので少しくらい我慢してバイトに出社する人もいますし、大事をとって休みを取る人もいます。

ただし人によっては元々の平熱が低い方もいます。例えば平熱が36度前後の方であれば、37度前半の熱でも辛いと感じる事でしょう。

 

38度以上

38度以上になると大抵の人はバイトを休みます。

その人のメンタルの強さにも寄りますが、38度以上の発熱となるとまともに仕事が手に付かない事も多いですし、インフルエンザ等の可能性も出てくるので周囲にも大きな影響を与えてしまう場合があります。

意識ももうろうとしてきて仕事がまともにできるか分かりませんので、バイト先にきちんと連絡して自宅で休養を取るほうが良いでしょう。

 

真面目な人や辛抱強い人ほど、微熱程度なら出社をして頑張ろうとするもの。

その気持ちは立派ですが、体に無理をしすぎて大きな病気をしたり、長期で休みを取るような状態になっては元も子もありません。

熱がひどく休むべき時はすぐにバイト先に連絡をして、しっかりと体を休めるようにしましょう。

 

熱でバイトを休めないのは違法?

会社の中には、熱なのに簡単に休ませてくれない職場もあります。

「シフト制だから出勤してもらわないと困る」「代わりの人を見つけないといけないルールになっている」「限られた人員で作業をしているため」など、発熱があるのに会社側の事情で休めないというケースもあるでしょう。

 

ですが会社側には労働者の安全に配慮をする義務があります。

労働契約法第5条では以下のように定めています。

労働契約法第5条

「使用者は労働契約に伴い,労働者がその生命,身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう,必要な配慮をするものとする。」

したがって労働者が事前に発熱の体調不良を訴えているにも関わらず、無理にでも出社させるような行為はこの安全配慮義務に違反する可能性があります。

 

またバイト先によっては「代わりの者を手配しないと休ませない」と指示される事もあります。

ですが人員手配はお店側(管理者)の仕事であり、労働者自身が手配するものではありません。

そのため会社側としては従業員の安全にも十分に配慮すべきですし、逆に労働者自身も普段から健康管理にはしっかりと注意をしておくべきと言えます。

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バイトを熱で休む連絡方法は?

バイトを熱で休む場合、どのように連絡をすれば良いでしょうか。

連絡方法としては電話・メールが挙げられます。

ここではバイトを熱で休む場合の例文を挙げてみます。

 

メール例文

【件名】シフト欠勤のお願い

お疲れ様です。アルバイトの○○です。

本日17:00~22:00のシフトですが、昨日から38度の熱があり今日になっても症状が良くならず、熱が下がらない状態です。

業務に支障が出そうなため、本日はお休みを頂けないでしょうか。

お忙しい中、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

 

本日のシフトについては○○さんに交代をお願いしております。

症状が回復次第、改めて電話でご連絡いたします。

ご検討のほど、よろしくお願いします。

 

電話の例文

(あなた)お疲れ様です、アルバイトの○○です。

(店長)○○さんお疲れ様です。どうしたの?

(あなた)本日17:00~22:00のシフトに入っているのですが、昨日から体調を崩しており38℃の熱が出てしまい、出勤できそうにありません。

急で申し訳ありませんが、お休みを頂けないでしょうか?

(店長)そうか、もう病院には行ったの?

(あなた)はい。午後に病院で受診し、医者にも安静にしているように言われています。本日は静養に当てたいと思っております。

(店長)わかりました。それでは今日はゆっくり休んでね。お大事にしてください。

(あなた)ありがとうございます。ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

 

発熱でバイトを休む場合であっても、できればメール連絡は控えるべきと言えます。

メールの場合には相手(上司)がメールに気付かない場合もありますし、電話でないと詳しい状況が伝わりづらい場合もあります。

そのため熱でバイトを休む場合には、できるだけ電話連絡をするように心掛けましょう。

 

メールで連絡をする場合としては、以下のようなケースが考えられます。

  • 電話が繋がらない(店内が忙しい)
  • 風邪で声が出ない(喉が痛い)

 

また熱でバイトを休むとしても、出来るだけ早くバイト先に伝えておく事が大切です。

早めに伝える事で店側としても他人員を手配できるなど、余裕を持って対応することが出来ます。

どうしても休む場合には躊躇せず、早めに連絡をするようにしたいですね。

 

熱でもバイトに行くべき?

熱がある場合にはゆっくりと休みを取り休養を取ることが大切です。

ですが職場の状況やスタッフの人数によっては、どうしても出勤しなければならない事もあるのかもしれません。

風邪で熱がある状態で出勤をする場合、以下のような点に気を付ける人もいます。

  • 薬の持参(風邪薬・解熱剤・栄養ドリンクなど)
  • マスクの着用
  • のど飴
  • 栄養をしっかりとる
  • 激しい運動はなるべく避ける
  • 休憩時間はできるだけ休養をとる

 

ですが熱があるのに無理をして出勤をする場合、以下のようなリスクもあるので注意が必要です。

  • 職場の空気が悪くなる(咳をする・周囲に気を遣わせる等)
  • 周囲に風邪をうつす
  • 仕事でミスが多くなる(集中力の低下)
  • 感染症の可能性
  • 十分なパフォーマンスが出せない
  • 事故・トラブルを起こす

 

責任感が強い人ほど、熱があってもバイトに行くという人も多いようです。

「自分がいなければ職場が困る」と考える人もいる事でしょう。

 

ですが実際を言えば、あなた無しでも職場は回ります。

もしあなたが職場の中心的役割であったとしても、居なければいないで他従業員は自分のやるべき事を考えて行動し始めます。

むしろあなたが休む事で、他従業員の間に団結感ができたり、普段のあなたの仕事の責任の重さを周囲に分かってもらえる良い機会になる場合もあります。

 

無理をして出社をしても良い結果に繋がるとは限りません。

熱がありどうしても出社ができない場合には、しっかりと休養を取るようにしたいですね。

 

まとめ

熱でバイトを休むケースについて幾つか挙げてみました。

バイトを休みたい場合でも、周囲や上司に気を遣って中々言い出せない人も多いかと思います。

ですが無理を出勤をすると、体調が悪化するだけでなく周囲にも迷惑をかける可能性があります。

次回の仕事に繋げるためにも、休養を取るべき時はしっかりと身体を休めるようにしたいですね。

今回はバイトと熱について挙げてみました。

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