履歴書に資格3級は書いちゃダメ?何級から記入する?ポイントを解説
今回は履歴書に記入する資格について挙げてみたいと思います。
アルバイトやパート面接に行く際、履歴書を提出することが一般的です。
現在では履歴書不要の求人も増えてきていますが、とは言えまだまだ多くの企業で履歴書の提出を求められます。
履歴書には資格記入欄がありますが、この欄には何級から書けるのか迷ってしまう事もあるかと思います。
特に資格3級など、履歴書に書く資格として含めてしまって良いのかどうか分からないケースもあるでしょう。
今回は履歴書の資格3級などについて挙げてみたいと思います。
スポンサーリンク
目次
履歴書の資格は何級から?3級は書くべき?
何かしらの資格で3級を取得している場合、それは履歴書に記入しておくべきなのでしょうか。
資格にもよりますが、資格レベルは以下のような目安があります。(資格によって難易度は大きく異なります)
- 1級:上級レベル。合格率も低い難関資格。ビジネスとして活用できる事も。
- 2級:中級レベル。基本的な実務レベルを身に付けられる。
- 3級:入門レベル。資格によって3級から取得し始める事も多い。
一般的に履歴書に書く資格としては「2級以上」と言われる事が多いです。
2級以上であれば資格によっては合格するまでに十分な勉強や対策が必要となり、それだけ意欲があると判断される可能性があります。
ですが3級となると基礎レベルとなり資格によっては誰でも取得できる事から、履歴書に記入しても十分な評価を受けられる事は少ないでしょう。
そのため他に優先して記入しておきたい資格があったり特別にアピールできる資格でなければ、3級資格を記載する事は控えた方が良い場合もあります。
もしくは3級しか持っておらず現在に2級取得に向けて勉強中であれば、「現在検定2級に向け勉強中」等と記載した方が前向きなアピールに繋がる可能性もあります。
もちろん3級資格であっても履歴書に記入してはいけない訳ではありませんので、もし履歴書資格欄に書く内容が他に無いなどPR材料が少ない時には、3級資格を記入しておいても良いでしょう。
履歴書に書ける資格一覧は?
履歴書に書ける資格にはどのようなものがあるでしょうか。
ここで1つ1つの資格を挙げることは出来ませんが、履歴書に書いておくべき資格は以下が挙げられます。
国家資格とは知識や技術が一定の水準以上であることを国が認定している資格です。
もし志望する会社の業務に直接関係がなくても、国家資格を取得しているのであれば記入をしたおいた方が良いでしょう。
事務系を始め、オフィスワークでは必ずと言っても良いほどパソコンを使用しています。
そのためMOSやITパスポート・基本情報技術者などIT系資格を持っているのであれば是非記入をしておきましょう。
外資系企業を始め、グローバル化が進む中では語学力も重視される傾向があります。
そのためTOEICなどある程度のスコアがあるのであれば記入をしておきましょう。
スコアシートを求められる事もあります。
職種を問わず自動車免許を持っているのであれば履歴書に記入をしておきましょう。
営業などを始め、アルバイトでも運転をする機会があるかもしれません。
またペーパードライバーであっても念のため記入をしておくようにします。
上記で挙げた資格は履歴書には必ず記入をしておきたい所です。
またこの他にも志望する仕事に関係する資格があればPR材料にもなりますので、積極的に記入しておきたいですね。
スポンサーリンク
履歴書に資格を書く場合の順番は?
履歴書に資格を書く場合の順番はどのようにすれば良いでしょうか。
記入する順番としては、「取得年月日順」に上から記入していくのが基本です。
資格の取得日が古い順に上から記入していくという事ですね。
年 | 月 | 免許・資格 |
平成27年 | 5 | ○○免許 取得 |
平成29年 | 8 | △△検定1級 合格 |
平成31年 | 3 | ××検定2級 合格 |
以上 |
もし取得日を忘れてしまった場合には免許証や合格証書を確認してみると良いですね。
年号は西暦か元号で統一させ、右下にも「以上」と記入しておきます。
履歴書に書く場合の順番にはこだわらない人も多いですが、細かい部分もしっかりとチェックしておきましょう。
履歴書に書く資格がない場合は?
履歴書に書く資格がない場合は、履歴書に「特になし」と記入します。
もちろん記入をしておいた方が良いですが、嘘をつく訳にはいきませんし無理をして記入をする必要もありません。
書く資格がないのであれば特になしと記入しておいて問題はありません。
また自分の趣味に関する資格を記入したいという人もいるかと思います。
例えば志望する会社の業務とは関係のない資格であったり、スポーツや音楽など趣味に関する資格などが挙げられます。
趣味に関する資格を記入した方が良いかどうかの考え方は人それぞれかと思いますが、個人的には業務に直接的な関係はなくても仕事で役立てる可能性がある資格であれば記入しておいても良いと思います。
例えば簿記であれば経理など数字に強いことをアピールできますし、漢字検定なども一般的に知られています。
逆に仕事に全く関係のない資格であれば、履歴書の「趣味・特技」の欄などに資格を持っている事を記入しておいても良いでしょう。
履歴書の資格は「取得」と「合格」どちら?
履歴書の資格欄には「○○資格 取得」と書く人もいれば、「○○資格 合格」と書く人もいます。
「取得」と「合格」ではどちらで記入するのが良いのでしょうか。
基本的には以下のような考え方で良いでしょう。
- 免許証の交付→「取得」
- 合格証が発行される資格→「合格」
そのため例えば運転免許証や税理士、看護師などは「取得」と記入した方が良いでしょうし、英検や簿記など合格証書が発行される資格であれば「合格」と記入をしておいた方が良いでしょう。
面接時には「合格」と「取得」の記入の仕方までチェックされる事は少ないかもしれませんが、出来るだけ正しく記入をするようにしたいですね。
履歴書に資格の「合格見込み」と「取得予定」は書いてよい?
ある資格を勉強していて次の試験で資格に合格する予定(見込み)であったり、すでに試験を終えて合格発表を待っている状態の人もいるかと思います。
このような場合、履歴書に「〇月に合格見込み」などと記入しても良いのでしょうか。
結論を言えば、やはり取得している資格のみを履歴書に記入するのが基本と言えます。
いくら試験に手応えがあったとは言え、まだ合格していない資格を履歴書に記入するのはお勧めできません。
ですが実際に受験したことを伝えることで、採用担当者に仕事への熱意をアピールできたり、学習意欲を示すことができる場合もあるかと思います。
そのためもし伝えるのであれば履歴書上ではなく、面接時に志望動機や自己PRと交えて話すといった方法もあります。
またどうしても履歴書に記入するのであれば「合否待ち」であったり「○○資格に向けて勉強中」のように記入をしても良いでしょう。
いずれにしても資格を取得していない段階で安易に「取得予定」や「合格見込み」と記入することは、かえって採用担当者からの信頼を失ってしまう事にもなり兼ねませんので、記入には十分な配慮が必要です。
履歴書の資格3級まとめ
履歴書の資格3級や、書く資格などについて挙げてみました。
履歴書に書いておくべき資格というのは判断に迷ってしまう事もありますし、書く順番に悩んでしまう事もあるかと思います。
また仕事に全く関係のない資格を記入するとかえってマイナス材料になる可能性もあるため、書くべき資格をきちんとまとめておく事が大切です。
せっかく苦労して取得した資格ですので、履歴書にはしっかりと記入して好印象を抱いてもらえるようにしたいですね。
今回は履歴書の資格3級について挙げてみました。
スポンサーリンク