アルバイトで年金手帳が必要?社会保険に加入したくないって?

今回はアルバイトで年金手帳の提出を求められたケースについて挙げてみたいと思います。

健康保険や厚生年金・雇用保険など、万一の時にも役立つ社会保険。

アルバイトの場合には厚生年金に加入するケースは少ないかもしれませんが、加入条件に該当する場合には年金手帳の提出を求められる事があります。

ですが今まで年金について深く考えてこなかった人も、将来を考えて簡単に年金の仕組みを理解しておくのも良いかもしれません。

今回はそんなアルバイトと年金手帳について挙げてみます。

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アルバイトで年金手帳は必要?

アルバイトをするのに年金手帳は必要なのでしょうか。

結論から言えば、あなたが社会保険の加入条件に該当する場合には年金手帳の提出を求められる場合があります。

年金手帳の提出を求められるのは、健康保険や厚生年金に加入させる際の手続きに年金手帳が必要になるからです。

 

以下の条件に該当する方はアルバイトでも社会保険に加入する義務があります。

  • 2ヶ月をこえて働く場合
  • 1週間に働く時間と1ヶ月の働く日数が、社員の4分の3以上である場合

勤務時間・日数が上記の条件に当てはまらなければ社会保険には加入しませんし、日雇いや短期アルバイトのように数日~1か月程度の仕事でも加入はしません。

上記のような条件に該当する方は、会社から年金手帳の提出を求められるかと思います。

 

尚、年金手帳には10桁の基礎年金番号や保険料の納付記録が記載されています。

厚生年金に加入するために加入手続きが必要となりますが、この時に年金手帳に記載されている基礎年金番号が必要となります。

年金機構などはこの基礎年金番号で年金記録などを管理しています。

 

会社は基礎年金番号を知る必要があるので、必ずしも年金手帳ではなく基礎年金番号通知書などの提出でもOKの場合もあります。

提出した年金手帳については、手続きを済ませてからすぐに本人に返却する会社もあれば、退職時まで預かっておく会社もあります。

通常であれば会社でコピーを取って年金手帳原本は本人に返却するかと思いますが、社内で保管をするというルールの会社もあるようです。

もしくは最初からコピーを提出するように指示される場合もありますので、その場合には「氏名」や「基礎年金番号」の印刷してあるページをコピーして提出するようにしましょう。

 

年金手帳は20歳になると役所から発行されるので、20歳以上の方であれば持っている筈です。

年金手帳が見当たらないという人は、以下のような可能性が考えられます。

  • 引き出しの奥にしまって忘れている
  • 実家に置いてある
  • 親が保管している(学生さんなど)
  • 前職の会社が年金手帳を返却し忘れている

 

もし年金手帳を紛失している場合には、再発行の手続きを取って提出をするようにします。

いずれにしても年金手帳の提出が求められた場合には早めに用意し、疑問点があればバイト先に確認してみると良いですね。

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バイトの社会保険に入りたくない?

中にはアルバイトの社会保険に入りたくないという人もいるようです。

確かに社会保険に加入すれば給料の手取りも減る事でしょう。

最近のニュースなどを見て、将来の年金支給額に不安がある方はなおさら加入したくないという人もいるのかもしれません。

 

また本音を言えば、アルバイト先からしても社会保険には加入してもらいたくないという会社も多いかと思います。

社会保険の保険料は会社と従業員が半分ずつ負担する必要があるため、会社にとっても負担になります。

 

ですが社会保険の加入条件は法律で明記されているものであり、条件に該当する人は必ず加入をしなければなりません。

あなたが加入の有無を選択できる訳ではなく、条件に該当すれば強制加入という事になります。

もしどうしても社会保険に加入したくないという事であれば、社会保険適用外になるように勤務時間数を減らす等の工夫を考える必要があります。

ですがアルバイト従業員にも社保に加入させてくれる会社は、その分福利厚生にしっかりした会社という見方もできますので、条件を満たす場合にはしっかりと加入をしておきたいですね。

 

年金手帳を再発行するには?

年金手帳を再発行するにはどうすれば良いでしょうか。

先ほども挙げたように手帳を紛失していた場合でも、再発行の手続きを取ることができます。

 

年金手帳は近くの年金事務所で再発行することができます(被保険者種別(1号~3号)により適切な場所へ申請をします)。

年金手帳は後日の郵送となるのが原則ですが、緊急性の高いものであれば年金事務所の窓口での交付も可能です。

ケースによっては再発行に1か月程度かかってしまう場合もありますので、もし急ぎであれば窓口の交付を検討する事もできます。

 

年金手帳再発行の持ち物としては以下のものが必要です。

  • 年金手帳再交付申請書(窓口で用意)
  • 印鑑(認印)
  • 本人確認書類(免許証など)

 

また再発行は窓口での手続きだけでなく、以下のような申請方法もあります。

  • 郵送
  • 電子申請

年金手帳を再発行する際には、持ち物や申請方法をきちんと確認してから手続きを進めるようにしたいですね。

 

アルバイトと年金手帳まとめ

アルバイトで年金手帳が必要な場合について挙げてみました。

アルバイトで社保に加入するケースは少ないかもしれませんが、人によっては加入する必要があります。

中には加入したくないという人もいるかもしれませんが、条件に該当する場合には加入する必要があるのできちんと手続きをしておきましょう。

社会保険は国民の生活を保障するために設けられた公的な保険制度です。

将来や万一のことを考え、しっかりと必要書類を提出しておきたいですね。

今回はアルバイトと年金手帳について挙げてみました。

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