バイトの休憩がいらない?取らない事はできる?時給も解説
今回はバイトの休憩がいらないケースについて挙げてみたいと思います。
忙しい仕事の後、ホッと一息つける休憩時間。
労働時間によっては、労働者が途中で休息をとることが認められています。
ですが人によっては、この休憩時間をいらないと感じている人もいるようです。
バイトの休憩時間がいらないと考える人にはどのような理由があるのでしょうか。
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バイトの休憩がいらない?
バイト先でランチを食べたり同僚と話したりと、休憩時間を楽しみにしている人もいるかと思います。
ですが一方では、バイトの休憩時間はいらないと感じる人もいます。
休憩がいらないと感じる人にはどのような理由があるのでしょうか。
休憩はいらないので、その分だけ早く帰りたいというケースです。
プライベート時間を大切にしていたり、職場にいる時間を少しでも減らしたい人にとっては、バイトの休憩時間はいらないと感じている人もいる事でしょう。
バイトの休憩室では、自分だけでなく他のスタッフが同時に休憩している事もあります。
上司の社員・パートのおばさん・仲の悪い先輩など、休憩がバッティングした際には気まずいと感じることも。
そんな思いをするくらいなら休憩なんかいらないと考える人もいるかと思います。
バイトで休憩を1時間与えられたとしても、実際に食事をするのは20~30分くらいという人もいます。
余った時間にやることがなく、暇な時間を過ごすくらいなら職場で働いているか、早く帰りたいと感じる人もいるかもしれません。
バイトで休憩を取ると、お金がかかる事もあります。
社食や弁当を買うこともあるでしょうし、食事をするからにはドリンクも必要でしょう。
特にお金を貯めている人など、出来るだけお金を使いたくないために、バイトの休憩はいらないという人もいるかと思います。
バイトで休憩中に食事を摂ると、その後に眠くなったり体が重くなるという人もいます。
特にバイトで体を使った作業をしている人は、食事後に動作が鈍くなるという方もいるようです。
休憩は労働者の心身を休めてもらうためにあるもの。
ですが中には「疲れてないから休憩はいらない」という人もいます。
休憩時間は法律で決められている為に、人事としても頭を悩ませてしまう事も。
バイト先の休憩がいらないという人の中には、休憩時間に対して不満を持つ人もいます。
その不満の1つには実質の休憩時間が短いという事もあり、例えば休憩室が遠かったり社食で行列に並ぶ必要がある・仕事再開の準備や昼礼のために早めに職場に出なければいけない等、十分に休憩が取れないという声もあります。
バイトの休憩がいらないという人の中には、ダイエット中の人もいるかと思います。
ダイエット中の場合、昼食を抜いたり軽めの食事にしているという人もいるでしょう。
その場合食事もすぐに済んでしまう為、やる事がなく時間を持て余してしまう事が考えられます。
大企業などバイト先の建物等の構造によっては、作業場から休憩室がかなり遠い場合もあります。
また休憩室に行くエレベーターが中々来なかったり、その途中で更衣室やロッカーまで寄る必要があるなど、休憩を取ること自体が面倒に感じバイトの休憩がいらないと感じる人もいるのかもしれません。
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休憩時間の与え方は?
バイト先としては、従業員にどのように休憩を与える必要があるのでしょうか。
労働基準法という法律により、与えられる休憩時間は以下のようになっています。
労働基準法第34条
使用者は、労働時間が六時間を超える場合においては少くとも四十五分、八時間を超える場合においては少くとも一時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。
つまり以下のような場合には休憩が必要という事になります。
- 労働時間が6時間を超え、8時間以下の場合→少なくとも45分の休憩を取る
- 労働時間が8時間を超える場合→少なくとも1時間の休憩を取る
上記からすれば、アルバイトやパートであっても勤務時間が6時間を超える場合には、休憩を取る必要があることになります。
また例え1時間の休憩であっても、30分/30分など休憩を分割にしている会社もあるかと思いますが、分割する事についても問題はありません。
人によっては6時間未満の場合でも休憩が欲しいという人もいるかもしれませんが、その場合には職場に相談をしてみましょう。会社側がOKという事であれば6時間未満でも休憩を取ることは可能です。
バイトの休憩時間に時給は発生する?
バイトの休憩時間に時給は発生するのでしょうか。
ご存じの方も多い通り、残念ながら休憩時間中には賃金は発生しません。
労働基準法11条
賃金とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称の如何を問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものをいう
上記のように、賃金(給料)は労働の対償として支払われる事になっており、休憩時間は労働に含まれないため時給は発生しないという事になります。
例えば1時間の休憩を取る場合には、当然に1時間分の時給が差し引かれることになります。
バイトの休憩がいらないという人にとっては少し面倒に感じるかもしれませんが、これは法律によるルールなので仕方がありません。
また職場によっては休憩時間以外にも「休息時間」が設けられている場合があります。
例えば軽作業やコールセンターなど、5~10分程度のちょっとした休息時間が設けられていたという経験を持つ人もいるかと思います。
このような休息時間の場合には時給が差し引かれることはなく、給与が発生するのが普通です。
また休憩時間とは言っても、実質的には休憩時間とはみなされない場合もあります。
例えば休憩時間中にも関わらず電話番をする必要があったり来客対応をする場合など、完全に労働から切り離されていない状態の場合には、その時間は労働時間とみなされる場合もあります。
もしこのような状況の場合には、しっかりと休憩を取らせてもらえるように会社側に相談をしてみると良いかもしれませんね。
バイトの休憩がいらない時にやる事は?
バイトの休憩がいらない人の本音としては、どのような事があるでしょうか。
実は私も企業で働いていた時、休憩時間がいらないと感じた時期もたまにありました。
そんな時「もしも休憩時間を選択できれば…」なんて考えた事もあります。
例えば「今日はゆっくり食事を摂りたいから休憩45分」「今日はすぐ帰宅したいから休憩30分」など、その日の事情や状況によって自分で休憩時間を選択することが出来たら便利だなぁと感じたこともあります。苦笑
もちろん上記のように法律によるルールがあるのでそんな勝手な事はできませんが、自分の時間を大切に使いたい人は少しでも時間を無駄にしたくないと考える人も多いかと思います。
また休憩室でできる事は以下のように限られています。
- 昼食をとる
- 同僚と話す
- スマホいじる
- ゲームをする
- 外出して散歩
- 読書
- 勉強
- 音楽を聴く
- ストレッチ
- 寝る
最近ではスマホがある事により、昔と比べると休憩中にできる事の幅もだいぶ広がったと言えますが、それでもまだまだやれる事には限界があります。
バイトの休憩がいらないとネガティブになるだけでなく、休憩中の有効な時間の使い方を探してみる事も大切です。
せっかく与えられた休憩なので、自分が楽しめるやり方で気持ちの良い休憩時間を過ごしたいですね。
今回はバイトの休憩がいらないケースについて挙げてみました。
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