バイトをクビになる13の前兆。解雇される前触れとは

今回はバイトをクビになる前兆について挙げてみたいと思います。

最初はやる気満々で始めたアルバイト。自分なりに希望や目標を持ってバイトを始めた方も多いかと思います。

ですが長くバイトを続けていると、仕事中のちょっとした事が気になったり心配を抱えてしまう事も。

上司から怒られたり急にシフトが減らされるなど、「これってクビの前兆では?」と不安を感じてしまう事もあるでしょう。

バイトをクビになる前兆にはどのような事があるのでしょうか。

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バイトをクビになる前兆とは

バイトをクビになる前兆にはどのようなサインがあるのでしょうか。

 

①嫌な仕事ばかり任される

バイトをクビになる前には、嫌がる仕事ばかり任される場合があります。

「肉体的に厳しい仕事をさせられる」「人が嫌がる仕事ばかりやらされる」「仕事に条件を付ける」など、嫌な仕事をさせる事で自主退職に仕向けるケースです。

無理な仕事ばかり押し付けられるような場合、それはバイトをクビになる前兆かもしれません。

 

②シフトを減らされる

クビになる前兆として、シフトが減らされるという事もあります。

「週の仕事が減った」「なぜか連休が多い」「入社時よりも出勤日数が減った」など、急激にシフトを減らすことで生計を保てなくなり、自主退職させるようなケースが考えられます。

 

③周囲の風当たりが強い

周囲の風当たりが強い・仲間外れがあるというケースもバイトをクビにされる前兆かもしれません。

冷たくする事で職場での本人の居場所を奪い、バイトへの出勤が苦痛になってしまうケースが考えられます。

このようなやり方は決して許されるものではありませんが、周囲の風当たりが強くなってきた場合には注意したほうが良いでしょう。

 

④怒られなくなった

「叱られるうちが花」という言葉があります。

怒られているうちはまだ改善できる見込みがあるという言葉ですが、逆に「怒られなくなった」「注意されなくなった」という場合には、上司や先輩から見放されてしまったサインかもしれません。

自分に反省点はないか・今後改善すべき点は何かなど、自分を見つめ直して仕事に取り組む必要がありそうです。

 

⑤早上がりさせられる

日によっては、バイトを早上がりさせられる時もあります。

早上がりさせる理由としては「仕事が暇」「客数が少ない」など様々な事情がありますが、売上が少ないという事は人員整理が起きる前触れとも考えられます。

バイトに行っても毎日が暇のような職場では、いつクビの話が出てもおかしくはありません。

 

⑥常に行動をチェックされている

店側が労働者をクビにする事は簡単ではありません。

解雇にする正当な理由がなければクビには出来ないのが実際です。

そのため従業員の日々の行動をチェックし、経歴詐称や情報漏洩・商品の窃盗・職務怠慢・協調性の欠如などがないか、会社側が解雇するための材料を探しているケースがあれば、それはバイトをクビになる前兆とも考えられます。

 

⑦警告書・指導書の作成

店側が解雇を有効なものとする為には、クビにするまでに教育や指導を実施したという記録を残しておく事もあります。

もし解雇の有効性について労基署等に突っ込まれた時に、きちんとしたプロセスを踏んで解雇にしたという証拠を残すためです。

そのため警告書や指導書の作成など、既成事実を作らされているような空気を感じたら、それはバイトをクビになる前兆かもしれません。

 

⑧ノルマを作られるようになった

今まではノルマが無かったのに、急にノルマを強いられるようになるのもクビになる前兆かもしれません。

もし本人がノルマを達成できなければ「ノルマ達成のためにどんな取り組みをしてきましたか?」「いつまでに達成できますか?」「目標に対しどんな努力をしましたか?」など、本人に過失があるように追い詰めるような非情なやり方も考えられます。

 

⑨店の経営難を感じる

例えば「社員の給料やボーナスがカットされているという話を聞いた」「会社の中で早期退職を募っている」「営業時間が短縮された」など、自分のバイト先の会社で経営難の空気を感じたら、それはクビの前兆かもしれません。

このような会社ではバイトやパート従業員から首切りが始まる恐れもあるので、状況に注視しておく必要があります。

 

⑩飲み会に誘われなくなった

飲み会や歓迎会など、定期的な集まりに誘われなくなってしまう事もあります。

飲み会は職場での仲間と懇親を深める場でもあり、誘われなくなると輪の中に入りにくくなってしまう事も。

もちろん飲み会に参加するかどうかは本人の自由ではありますが、コミュニケーションの一環としてできる範囲での参加を検討してみるのも良いでしょう。

 

⑪配置転換させられた

本来の配置転換の目的としては、本人の能力・適正に合った職場環境を考えてあげる事や、様々な経験を積ませてあげる事・ひいてはそれが会社の活性化に繋がるといったポジティブな意味合いがあります。

ですが一方では周囲が嫌がるような部署に異動させるなど「ネガティブな配置転換」もあり、本人に負担を強いるような部門に異動させることで自主的な退職を促すようなケースもあり、会社をクビになる前兆とも言えるでしょう。

 

⑫バイトが増員されている

「最近バイト従業員が増えた」「忙しくないのに増員されている」といったケースがあります。

店側としては従業員の入れ替えや解雇を検討している可能性もあり、このような事例はバイトのクビの前兆と言えるかもしれません。

何の前触れもなく急に新人が増えた場合には、どのような目的での増員なのか考えてみるのも良いでしょう。

 

⑬勤務表に自分の名前がない

いわゆる職場イジメの一つ。

「勤務表に自分の名前がない」「ホワイトボード上の自分の名前が消されている」「仕事に必要なメール伝達が自分だけ届かない」など、職場内でのいじめが発生する事もあります。

いじわるな上司にあたってしまった場合には、悪質な嫌がらせを受けてしまう可能性もあります。

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クビの前兆があった時の対応は?

バイト先で「もしかしてクビになってしまうのでは..?」と感じたら、どのような行動を取るべきでしょうか。

ここではクビになる前兆を感じた時の対応を考えてみます。

 

反省点を考える

もしクビになる前兆を感じたら、それはもしかしたらあなた自身に原因があるかもしれません。

決められた仕事をきちんとこなしているか・遅刻や欠勤が多くないかなど、自分自身に反省点があればそれを見直してみる事も大切です。

 

話し合いの場を持つ

もしクビになる前兆があった場合、店長などの管理者と話し合いの場を持つことも大切です。

このような状況下では中々話し合うことが難しい場合もありますが、誤解を解くことで話が進展する場合もありますし、自分の意志を伝えることで仕事に対する熱意が伝わる場合もあります。

 

クビになる理由

もしバイト先でクビになる前兆があったり実際に解雇されてしまった場合には、その理由も気になる所。

本当にクビになってしまったとしても、その理由を知っておくことで次の職場で繰り返さないように改善することも出来ますし、解雇理由によっては不当解雇にあたる可能性もあります。

そのため自分に思い当たる節がない場合には、解雇理由をきちんと確認しておきましょう。

 

相談先の確認

バイト先でクビになる前兆を感じていても、誰に相談して良いか分からず不安を抱えてしまう人もいます。

家族や友人に相談ができる場合もありますが、より専門的な対応や情報が必要な場合には相談先を調べておく事も大切です。

労働基準監督署や労働相談コーナーなど、万が一の時に相談できる場所をチェックしておきましょう。

 

不当解雇の可能性

前兆を感じてから本当にクビを宣告された場合、それが不当解雇の可能性がないかも確認しておきたい所。

例えば性別による解雇や結婚・出産を理由とした解雇・国籍や社会的身分を理由とした解雇などは不当解雇となる可能性があります。

就業規則を確認しておくなど、正当な解雇なのかどうかチェックする事も必要です。

 

解雇時の手当など

バイト先の会社が従業員を解雇する場合、30日以上前にその旨を伝える義務があり、必要に応じて解雇予告手当を支払う必要があります。

また解雇であれば失業給付も早めに受け取れたり、自己都合退職よりも長い期間給付を受けられるケースもあります。

本当にクビになってしまった時の手当等を確認しておく事も大切です。

 

次の転職先

自分が一生懸命やっているのに、理由も分からずクビになってしまうケースも稀にあります。

単純にその会社のカラーに合わない場合もありますし、環境を変えてみることで上手くいくケースもあります。

自分がクビになる心当たりがない場合には、心機一転して思い切って新たな職場を見つけるのも1つの方法です。

 

仕事ができないからバイトをクビ?

バイト先で仕事ができず、悩んでいる方もいるかと思います。

自分なりに努力をしているのに仕事が上達せず、「いつかクビになってしまうのでは..」と不安を感じている人もいるでしょう。

能力不足を理由に従業員をクビにする事はできるのでしょうか。

 

仕事ができないなど「能力不足」を理由に従業員をクビにするには、今後の雇用を継続できないほどの重大な能力不足であることが前提となります。

つまりその人の能力が著しく劣っており、バイト先としても継続して雇っておけないほど大きな能力不足でなければ解雇は難しいのが現状です。

「仕事ができない」とは言ってもそれを客観的に証明することは難しく、裁判になったとしてもその有効性は厳格に判断される事になります。

 

また能力不足を理由に解雇する場合、以下のような点も考慮されるでしょう。

  • 著しく成績が不良であるかどうか
  • 評価が公正なものであるかどうか
  • 改善の見込みが乏しいかどうか
  • 会社側に適切な指導・教育があったか
  • 能力不足により業務に支障が生じているか

 

仕事ができないからと言って従業員をクビにする事は簡単ではなく、ケースによっては解雇権の濫用にあたる可能性もあります。

そして会社側が能力不足を理由に従業員をクビにする場合には、それを示すような具体的な事実の立証が求められます。

またすぐに解雇の判断をくだすのではなく、事前に十分な教育・指導を実施したり、本人とじっくりと話し合いの場を持つことも大切です。

 

バイトのクビの前兆まとめ

バイト先でのクビになる前兆について幾つか挙げてみました。

「ひょっとしたらクビになってしまうかも…」といった経験をしたことがある人は意外に多くいるかと思います。

ですがそのような時でも冷静になり、自分がやるべき事をきちんとこなしていく事が大切です。

またもし本当にクビになってしまったとしても、落ち込みすぎずその経験を糧にして次の職場で活かすようにしましょう。

今回はバイトのクビの前兆について挙げてみました。

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