今回はバイトと風邪について挙げてみたいと思います。

普段から真面目に勤務している人でも、急な体調不良に悩まされてしまう人は多いかと思います。

風邪や発熱など、体調が悪くどうしてもバイトに出勤したくないという日もあります。

ですがバイト先によっては、風邪気味でも簡単に休ませてもらえない職場もあるようです。

風邪をひいた時、バイトをスムーズに休むにはどうすれば良いでしょうか。

風邪なのにバイトを休めない？

バイト先の中には、風邪をひいていても簡単に休ませてもらえない職場もあります。

「人手不足」や「シフトの穴埋めができない」など、職場側の事情によっては欠勤を認めてもらえないケースも稀にあります。

風邪で仕事ができない状態にも関わらず、「さぼっているのでは？」と疑いをかけるなど、休養を取ることに対して協力的でないケースもあるようです。

 

ですがそもそも会社側は労働者に対して「安全配慮義務」があります。

労働者が安全な環境で働くことができるよう、配慮する必要があるのです。

労働契約法 第5条

使用者は労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする

 

そのためアルバイト従業員が風邪で休みたいと申し出ているにも関わらず無理に出社をさせようとする事は、この安全配慮義務に違反している可能性があります。

管理者としては会社の売上やシフト状況だけでなく、労働者に対して適切な休暇を取らせる事なども常に配慮するべきと言えます。

 

また風邪をひいているのに無理をして出社をすると、以下のような影響も考えられます。

 

そのため出社しなければならない特別な事情がある場合を除き、風邪をひいてしまった場合には出来るだけバイトを休ませてもらう方が良いでしょう。

また風邪で欠勤をする場合には、出来るだけ早めにバイト先に連絡をすることも大切ですね。

 

風邪でバイトを休んだらペナルティ？

以前にあるコンビニ店でアルバイト従業員が風邪で休んだ際、代わりのスタッフを探さなかった事を理由にペナルティが課された事がニュースとなりました。

ペナルティとして実際に働いた分の給料から9350円（計10時間分）が差し引かれていたというものです。

このコンビニ店では欠勤をする際には代わりの人を探すというルールになっており、それが無かったためにペナルティが課されたという事でした。

 

上記はコンビニ店の一例ですが、実際にもバイト先でペナルティルールが課されているケースは少なくありません。

例えば以下のようなペナルティが存在する場合もあります。

 

ですが会社内で罰金ルールを設けたり勝手に給料からお金を差し引く行為は労働基準法の「賃金全額払いの原則」に違反する可能性があります。

またシフトの件においても、欠員が出た際に代わりを探すのは雇用主側の責任であり、従業員の仕事ではありません。

もしも法に抵触するようなペナルティが課されている場合には、納得がいく説明を求めてみた方が良いかもしれませんね。

 

当日の体調不良でバイトを休むには？

バイト当日に体調不良で休むケースというのもあります。

朝から体調がすぐれなかったり午後から風邪気味な場合など、その日のバイトを休みたいと思う事もあるでしょう。

当日欠勤の場合にはバイト先に迷惑をかけやすく、連絡がしにくいといった声もあるようです。

 

ですが当日であっても仕事ができないくらい体調が悪い場合には、無理をせずバイトを休んで休養を取るようにしましょう。

風邪の場合には出社をしても十分なパフォーマンスも出せませんし、逆に周囲に迷惑がかかってしまう事もあります。

 

もし当日の体調不良でバイトを休む場合には、以下のような点がポイントです。

当日欠勤の場合であっても、やはり出来るだけ早めに報告をする事が大切ですね。

 

バイトと風邪まとめ

風邪でバイトを休むケースについて幾つか挙げてみました。

風邪をひいてしまうと仕事に集中できなくなりますし、周囲にも迷惑がかかる場合もあります。

そのため出来るだけ無理はせず、欠勤をする場合には早めに連絡を入れる事が大切です。

また風邪をひかないよう、普段から体調管理や睡眠・栄養をしっかりと摂るように心掛けたいですね。

今回は風邪でバイトを休む場合について挙げてみました。