無許可の高校生がバイト面接を受けたら?嘘をつくとどうなる?

今回は高校生が無許可でバイトをする時の面接について挙げてみたいと思います。

高校生になったらアルバイトを始めたいという方は多いはず。

ですが学校や親の許可がもらえず、バイトができないという人もいます。

中には無許可で内緒にしてでもバイトがしてみたいという人も。

高校生が無許可でバイト面接に行ったらどうなってしまうのでしょうか。

スポンサーリンク

高校生がバイト面接で無許可はNG?

高校生がバイト面接に行った際、学校や親の許可を得ているかどうか聞かれる事があります。

このように自分の意志でバイトがしたいのに、面接で許可の有無を聞かれるのはなぜなのでしょうか。

理由としては主に以下のような法律も関係しています。

民法 第5条

未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない

労働基準法 第58条

親権者若しくは後見人又は行政官庁は、労働契約が未成年者に不利であると認める場合においては、将来に向つてこれを解除することができる

つまり高校生のような未成年者がバイトの雇用契約を締結する際には親権者(親)の同意が必要であり、許可がない契約については親が取り消すことができるとされています。

高校生は法律上でも「年少者」にあたり、なおさら厳しい労働基準法上の規制があります。

 

また学校側としても高校生がバイトだけに専念してしまうと、肝心の学業に支障が出る恐れがあり勉強がおろそかになる可能性もあります。

あまりにもバイトが忙しすぎると、部活や学校行事に参加できなくなる事もあるでしょう。

また生徒がお金を稼ぐことだけに集中してしまうと、学校の風紀が乱れるといった懸念もあるのかもしれません。

特に進学校などではバイト禁止ルールが設けられている学校が多い気もします。

保護者の中にも「高校生は勉強に専念して欲しい」といった願いを持つ方も多く、やはり高校生がバイトを始める際には無許可では厳しいケースもあります。

 

また無許可でのバイトを禁じているのは学校や保護者だけではありません。

バイト先の会社でさえ高校生が無許可でバイトをするのをNGとしている所も多く、面接で許可の有無を聞かれることも多々あります。

もし無許可でバイトをしていた事がバレた時、それを知ってて雇用した会社側も迷惑を被る可能性があるため、面接で最初に確認をしています。

その他にも高校生のような年少者の場合、残業深夜労働が難しいため、バイト先としても採用に神経質になりやすいと言えるでしょう。

 

実際には高校生でもアルバイトをしている人はたくさんいます。

高校生の中には無許可でバイトを始める人もいるようですが、入社後にいつバレないかビクビクしながら仕事をするのは嫌なものです。

自信を持ってバイトに取り組めるよう、まずは親や学校に相談する事から始めてみたいですね。

 

無許可の高校生がバイト面接で聞かれることは?

高校生がバイト面接で採用担当者から質問されることはどのような事でしょうか。

主には以下のような質問をされる事があります。

  • 学校の許可は取ってある?
  • 許可証持ってきてもらえますか?
  • ○○高校ってバイト禁止じゃない?
  • 学校と両立できそう?
  • 親御さんは何て言ってる?
  • 学生証と身分証持ってきてもらえますか?
  • (履歴書を見て)保護者の同意欄に署名が無いようだけど..?
  • 何も聞かれない

 

バイト面接の実際を言えば、学校や親の許可を得ているかどうか、質問される場合とそうでない場合があります。

高校生の応募者に対して必ず許可の有無を聞くバイト先もありますし、履歴書の保護者欄などを見て確認するだけの場合もあります。

また中には無許可かどうか何も聞いてこない会社もありますので、こればかりは会社次第としか言えません。

 

もし高校生がバイト面接で「無許可」と正直に言った場合、以下のいずれかの結果になります。

不採用

高校生が無許可の場合、バイトでも採用しない会社が多いです。

やはり事前に許可を得ていない訳ですから、きちんとした会社であれば採用はしません。

不採用となるのは自然な結果とも言えるでしょう。

 

採用

無許可であっても、中には採用しようとする会社もあります。

会社としては少しでも人手が欲しい所ですし、実際には無許可の高校生バイトが多いのも知っているので、お店側が黙認しているケースもあります。

このような会社内では、入社後の同僚も無許可でバイトしている人が多くいます。

 

保留

保留のケースとして、「許可を取ってからまた来てね」と言われる場合もあります。

応募者がバイト面接前に許可について確認してして来なかったり、学校の許可が出るかどうかまだ分からないケースに見受けられます。

この場合には許可をもらってから再応募するか、許可が取れない場合には辞退するなどの対応が必要です。

スポンサーリンク

無許可バイトがバレる瞬間とは?

高校生が無許可でバイトをした場合、学校や親にバレてしまう事はあるのでしょうか。

無断バイトがバレる瞬間として、以下のようなケースが考えられます。

  • 仕事中の姿を目撃された
  • バイト先に同じ学校の生徒が入社した
  • バイトについて友人にうっかり話してしまった
  • バイト先が自宅・学校の近くだった
  • バイト疲れで学校の遅刻・休みが多くなった
  • バイトのせいで学校の成績が落ちた
  • 仲の悪い生徒にチクられた
  • バイトで帰宅時間が遅くなって親にバレた
  • ユニフォーム・バッジ等、洗濯物で親にバレた
  • SNSの画像・投稿コメントからバレた
  • お店のHPの画像(スタッフ紹介など)でバレた
  • バイト先に自分の高校出身者がいた
  • 銀行通帳を親に見られた
  • 自宅に源泉徴収票が送られてきてバレた
  • 給料が入り金遣いが荒くなり友人に突っ込まれた
  • (何かの事情で)バイト先から学校へ連絡がいった etc…

 

高校生で無許可でバイトをする人の中には、「バレることはない」と考える人もいます。

確かに裏方などバックヤード業務ならバレにくいですし、自宅や学校から離れたバイト先であればバレることは少ないでしょう。

 

ですが意外に世間は狭いもので、自分が気付いていない時でも意外に周囲は見ているものです。

どんな事から学校にバレるかは分かりませんし、いつも周りの目を気にしながらバイトをするのは疲れます。

高校生も無許可でバイトをする前に、まずは学校や親に相談をしてみましょう。

 

バイト面接で「許可は取ってます」と嘘をついたら?

バイト面接で「無許可です」と正直に言った場合、不採用となることもあります。

学校や親の許可が取れていない訳ですから、当然の結果とも言えるでしょう。

ですがどうしてもバイトをしたい場合、「許可を取っています」と嘘をつく人もいるのかもしれません。

もし許可について嘘をついてバレた場合、どうなってしまうのでしょうか。

 

まずバイト先に無許可の嘘がバレた場合、主に3つの展開が考えられます。

  • そのまま黙認して働かせてもらえる
  • 「許可証をもらってきて」と指示される
  • 解雇される?

 

嘘がバレた時にどのような展開になるかは、バイト先の考え方次第なので一概には言えません。

雇用している以上はお店側から解雇する事は簡単ではありませんが、嘘がバレるとお店との関係が気まずくなる事もありますし、入社した後に許可証をもらってきてと言われても難しいでしょう。

バイト先が学校に連絡をするケースは稀ですが、それでも嘘をつきながらバイトをすることはお勧めできません。

 

また面接したバイト先だけでなく、学校側に無許可の嘘がバレた時も気にかかる所。

無許可でバイトしていた事が学校にバレると、学校の規則に則り以下のような処分が下される可能性があります。

  • 厳重注意
  • 停学
  • 退学

退学処分になるケースは少ないですが、それでも学校から注意を受けたり、数日間の停学処分は十分に考えられます。

後々のことを考えて、やはりきちんと許可をもらっておいた方が良いかもしれませんね。

 

高校生のバイト許可の取り方は?

高校生がバイトを始める場合、どのように許可を取れば良いのでしょうか。

無許可で始めてしまう事のないよう、事前に学校や親にきちんと許可を得ておきたい所です。

まず高校生が学校にバイトの許可を取る場合、以下のような理由が一般的です。

  • 家の経済的な事情があるため
  • 学費を稼ぐため
  • 将来の経験のため
  • 母子家庭のため

 

学校によってそれぞれ規則は異なりますが、家庭の特別な事情がある場合や学校生活に支障がない場合、保護者が認めた場合などにアルバイトを許可するといった高校が多いです。

そのため高校生がバイトの許可を取る場合には、「バイトをしなければいけない事情を説明する」「学業に支障が出ない事をアピールする」「親から学校に言ってもらう」といった方法が考えられます。

 

また高校生がバイトの許可を取る場合、まずは親の許可をもらう事も大切です。

学校側としても保護者の許可があることで安心感に繋がりますし、バイト申請も通りやすくなります。

高校生が親にバイトの許可を取る場合、以下のような説明の仕方が考えられます。

  • 将来役に立つ仕事だから
  • 前から入ってみたい会社だった
  • 時間を有効に使いたい(夏休みなど)
  • お金を貯めたい(どうしても欲しい物がある)
  • 学費の足しにしたい
  • 留学のための費用を貯めたい
  • 自分で金銭管理できるようになりたい
  • シフトに融通が効くバイトだから(学業に支障は出ない)
  • お金を稼ぐ大変さを知る良い機会になる
  • バイト先が家から近いから安心(夜も遅くならない)
  • 奨学金は難しいから自分で稼ぎたい
  • バイト入社後の勉強計画を伝える

 

高校生のバイトの許可の取り方は人によって様々ですが、親や学校にどのように説明をすれば納得してもらえるか、じっくりと考えて説得をすることも肝心です。

充実した高校生生活を送るためにも、まずはしっかりと親や学校の許可をとってアルバイトを始めたいですね。

 

まとめ

無許可の高校生のバイト面接などについて幾つか挙げてみました。

「働きたいのに親や学校の許可をもらえなくてアルバイトが出来ない」この気持ちは私もよく分かります。

当時高校生だった私も「学校は頭が固い」「勉強と両立できるのになぜ認めてくれないのか」「バイト許可できないならお小遣いを上げて欲しい」と気持ちが悶々としたのを覚えています。

ですが今考えれば学校にもそれぞれルールや諸規則がありますし、子供の面倒を見る上での親なりの考え方があります。

出来る限りきちんと許可をもらって、自信を持ってアルバイトを始めるようにしたいですね。

今回は無許可の高校生のバイト面接について挙げてみました。

スポンサーリンク