居酒屋バイトで終電を逃した?お店側の責任は?

今回は居酒屋バイトで終電を逃したケースについて挙げてみたいと思います。

アルバイトの定番とも言える居酒屋バイト。

明るい人や賑やかな人が集まりやすいため、出会いの多いバイトとも言われています。

ですが居酒屋は夜がメインの業態でもあり、バイトの帰宅時間が夜遅くになってしまう事もしばしば。

中には居酒屋バイト帰りに終電を逃してしまった人もいるようです。

このような時、お店側に責任はないのでしょうか。

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居酒屋のバイトは何時まで?

居酒屋のバイトは何時まで勤務をするものなのでしょうか。

一般的な居酒屋であれば夕方くらいから開店し、以下のような時間帯で営業している店舗が多いかと思います。

居酒屋の営業時間

  • 17:00~0:00
  • 17:00~1:00
  • 17:00~2:00
  • 17:00~3:00
  • 17:00~5:00 etc…

 

朝方まで営業している居酒屋は少なめかもしれませんが、やはり0時以降までバイトをしているとなると終電を逃す可能性が出てきます。

ラストオーダーを伝えた後でもお客さんは酔っぱらっているので、状況によっては閉店作業が長引くこともあります。

また居酒屋バイトの場合には、お客さんの退店時間に多少のばらつきが出ることもありますし、閉店後の片づけや締め作業などを考えるといつも定時で終わるとも限りません。

それこそ酔いつぶれてしまったお客さんがいれば、その対応で遅れることもあるでしょう。

 

もちろん高校生など18歳未満の場合には22時以降は勤務できませんので問題にはなりませんが、大学生など深夜も勤務する可能性がある人にとっては終電時間も気にしながら働かなければならない事もあります。

また曜日についても平日であればまだしも、週末ともなると23時~0時前後まで勤務して欲しいと頼まれる事もあり、終電時間との兼ね合いは考えておく必要がありそうです。

 

居酒屋バイトで終電を逃したお店の責任は?

もし居酒屋バイトで遅くなってしまい終電を逃してしまった場合、お店側にその負担を請求する事はできるのでしょうか。

終電を逃してしまった場合、タクシー代や宿泊費の請求などが考えられます。

お店の仕事が原因で遅くなった訳ですから、バイト従業員としては宿泊費などを支払って欲しいと考える人もいるかもしれません。

 

ですが残念ながら、宿泊費やタクシー代の費用負担について労働基準法には定めがありません。

つまり居酒屋店側としては、もし従業員にこのような請求をされても支払い義務はないと考えられます。

もちろん時間外で働いたのであればその分の残業代は請求できますが、宿泊費やタクシー代を別途請求するのは難しいと考えておいた方が良いでしょう。

居酒屋店の就業規則に特別なルールが設けられている場合等は別として、基本的には終電を逃したとしても請求は困難です。

 

ただし法に定めがないからと言ってお店側が無責任で良いかと言えばそうではなく、お店側にも「安全配慮義務」があります。

労働契約法 第5条

使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする

つまりアルバイトのような労働者を雇用する上でも、労働者を健康で安全な労働環境で働かせる必要があり、毎回のように無理な残業や労働を強いることは安全配慮義務違反となる可能性も考えられます。

 

そのためもしアルバイト従業員から「終電にいつも間に合わない」等の声が挙がった場合には、会社としてシフト調整等の対策を早急に講じる必要があるように思います。

また従業員側としても時間内に作業を終えられるよう、テキパキと仕事を終わらせるようにしたいですね。

 

居酒屋バイトの面接で落ちた?

居酒屋バイトの面接を受けても、採用されずに落ちてしまう人もいます。

現在では居酒屋も人手不足のお店が多く採用ハードルは低めですが、落ちてしまう人には何か理由があるのかもしれません。

居酒屋バイトの面接で落ちてしまった場合、以下のような理由が考えられます。

  • 元気がない
  • 週末・土日にシフトに入れない
  • 高校生の場合(親・学校の許可がない)
  • 笑顔がない
  • 清潔感がない(飲食業のため)
  • 自宅から遠い(終電に間に合わない)
  • 既存スタッフとの相性
  • バイト未経験者(居酒屋はハード)
  • 若い女性の場合(客に絡まれる・セクハラ)
  • 過去の退職理由(すぐ辞める)

居酒屋バイトで面接に落ちるのには上記のような理由が考えられます。

特に居酒屋バイトの面接では週末出勤の可否やコミュニケーション力・忍耐力が求められる傾向があります。

 

ですが落ちてしまっても必要以上に落ち込む必要はありません。

単純にシフトが条件と合わなかったというケースもあるでしょうし、面接官やお店との相性もあります。

チェーン店を含め、居酒屋は全国にたくさんあります。

「自分が居酒屋店の面接担当だったらどのような人が欲しいか」をイメージして面接を受けてみると良いかもしれませんね。

 

また女性でこれから居酒屋バイトの面接を受ける方はこちらの記事も参考にしてみてください。

参考記事:居酒屋バイトで女子が働く12の注意点。失敗しないお店選びのコツ

 

居酒屋バイトで終電を逃したケースまとめ

居酒屋バイトで終電を逃したケースについて幾つか挙げてみました。

実際に居酒屋でアルバイトをしていて終電を逃してしまった経験を持つ人もいるかと思います。

ですがそのような時は遠慮をせず、店長さん等に相談をしてみるようにしましょう。

単純にお店側が従業員の終電時間まで配慮が行き届いていない場合もありますし、少しの時間が原因でバイトさんに辞められたらお店としても痛手です。

また自分が困っている事は他の従業員も同じ悩みを抱えているケースもありますので、早めの相談が必要ですね。

今回は居酒屋バイトで終電を逃した場合について挙げてみました。

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