バイトでブラックリストは存在する?バックレがばれる仕組みとは
今回はバイトのブラックリストについて挙げてみたいと思います。
時々噂されることがあるアルバイトのブラックリスト。
過去に無断欠勤をしてしまったり連絡無しで退職をしてしまった方は、ブラックリストの存在が気になる方もいるのでしょう。
もしブラックリストが存在するのであれば、今後のバイトの応募で影響する事もあるかもしれません。
そんなバイトのブラックリストは本当に存在するのでしょうか。
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バイトのブラックリストは存在する?
バイトのブラックリストは存在するのでしょうか。
結論から言えば、バイトで「ブラックリスト」というものはほぼ存在しません。
ブラックリストとは、一般的には例えば過去の事故情報や悪事を働いた事実など、ネガティブな情報が記載されているリストの事を指すかと思います。
ですがこのようなブラックリストを保管している会社やお店はほぼ無いと考えて良いでしょう。
時々噂されるような事はあっても、いずれも被害妄想からの噂や都市伝説のようなものに過ぎません。
ですが過去にバイトで問題行為を起こした事実や人物が必ずしも特定されないかと言えば、そうではありません。
例えばチェーン店等では本部や本社で履歴書や勤務実績などの記録が残っている事は十分に考えられますし、検索をかければ過去の勤務記録を出すことも可能でしょう。
もしくは会社によっては損害を与えて辞めた人物や無断退職をした人物を人事で別途管理しているケースもあるかもしれません。
またアルバイト従業員も含め、労働者名簿や賃金台帳といった書類は会社側に3年間の保管義務があります。
労働基準法109条
使用者は、労働者名簿、賃金台帳及び雇入、解雇、災害補償、賃金その他労働関係に関する重要な書類を3年間保存しなければならない。
これらの重要な書類は会社の大小に関わらず作成が義務付けられており、労働者名簿の場合には従業員の退職や解雇から起算して3年間は保管されることになりますので、これらのような書類から過去の情報が確認される可能性も考えられます。
バイトのブラックリスト情報は共有される?
上記でも挙げたように、基本的にはバイトでブラックリストというものは存在しません。
ですが本部がアルバイト従業員の情報を管理していたり、過去の勤務記録から情報が判明する可能性は十分にあります。
これらの情報がもし存在した場合、他社と情報が共有される事はあるのでしょうか。
例えば金融業界においては「信用情報機関」があります。
信用情報機関がある事でキャッシングやクレジットカード等の審査にあたり、各金融機関同士が個人の支払い能力や信用能力などの情報を登録したり共有することができるようになっています。
ですがアルバイトの場合には、他社に過去の自分の勤怠情報が漏れることはほぼありません。
どこかの機関を通じて他の会社とアルバイト従業員の情報を共有しているという事もありませんし、もちろんブラックリストといった物の存在もないでしょう。
例えばA会社での過去の勤務情報がB会社にバレることはほぼ無いという事です。
またアルバイトとは言え労働者の氏名や住所は個人情報にあたりますので、それをブラックリスト化し他社に漏らす信用を失うような行為を犯す会社はありません。
もちろん系列店などの間では情報が共有される事はあります。
例えば以前には大手コンビニバイトの面接に約束の日時に無断で行かなかった人がいましたが、数日後にはSV経由ですでにその情報が近隣の店に流れていました。
無断欠勤等は会社の信用にも関わってくる問題ですので、もしどうしても行けなくなってしまった場合には必ず事前にきちんと連絡をするようにしたいですね。
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バイト面接をばっくれたらどうなる?
バイトの面接をバックレてしまう人を時々見かけます。
バイト面接をばっくれる理由としては、以下のような点が考えられます。
- 他に予定が入った
- 当日になったらモチベーション落ちた
- 体調不良になった
- 部活などで疲れてしまった
- 他に良いバイトが見つかった
- 途中まで行ったが忘れ物をした
- 面接用の適切な服がない
- 行ってみたが店の場所が分からない
- ネットで店の悪い口コミを見てしまった
- 応募電話の時点で「違うな」と感じた
- 履歴書・証明写真などを準備していなかった
- 面接がある事を忘れていた etc…
人にもよりますがバイト面接をばっくれてしまう場合、上記のような理由が考えられます。
もしバイト面接をばっくれてしまった場合には、どうなってしまうのでしょうか。
基本的には、何も起こらないケースが多いです。
もし会社側からアクションがあったとしてもメールや電話で連絡が入るくらいで、もちろん家にまで押しかけてくるような事はほぼありません。
先ほども挙げたように会社内にはその情報が記録として残る可能性はあり、今後その会社への応募・採用が難しくなる可能性は十分にありますが、それ以外のデメリットはあまり考えにくいかと思います。
ですがどのような事情があるにせよ、やはりバイト面接をばっくれてしまうのはNGです。
もしどうしても面接に行けない事情ができた場合には、あらかじめ早めに会社に連絡をするようにしましょう。
面接を辞退する場合には電話で、また状況によってはメールで伝える方法もあります。
電話の例
〇月〇日に面接のご連絡をいただいておりましたが、どうしても都合が付かなくなってしまい、面接を辞退させて頂きたくご連絡させていただきました。
せっかく日程の調整をして頂きながら、こちらの都合で伺えなくなり誠に申し訳ございません。
メールの例
件名:アルバイト面接辞退のご連絡
株式会社○○ 採用担当者△△様
お世話になります。
先日××からアルバイトの応募をさせて頂きました○○と申します。
〇月〇日に面接でお伺いする予定でしたが、他のお仕事で採用が決定してしまい、今回の面接を辞退させて頂きたくご連絡させていただきました。
お忙しい中面接の時間をご調整頂いたにも関わらず、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。
恐れ入りますが、何卒宜しくお願い致します。
一度面接の約束をしている以上、どうしても辞退をする場合にはきちんと連絡を入れるのがマナーです。
バイトの面接をばっくれるような事はせず、もし行けなくなったら早めに連絡をするようにしたいですね。
関連記事:バイト面接をバックレたらどうなる?再応募は可能?連絡方法も解説
求人サイトから連絡が来た?
アルバイトに応募をして、求人サイト側から連絡がきたというケースではどうでしょうか。
一般的に、求人サイトというのは大きく分けると以下のパターンに分かれます。
- 掲載課金タイプ:毎月一定額○○円~の掲載費用がかかる
- 採用課金タイプ:応募者の採用が決まった時点で費用がかかる
求人サイトはアルバイトだけでなく正社員や契約社員・専門職の転職サイトなど様々ですが、もし求人サイトから連絡があるとすれば、採用課金タイプの会社からの連絡が考えられます。
採用課金タイプでは応募者が採用されなければ企業側に課金できませんので、求人サイトによっては応募者に採用状況などを確認してくるケースもあるかもしれません。
もしくは転職エージェント等では、応募者の人物を知りたかったり、新たな求人が発生した・もしくは就業状況の確認で連絡をしてくるケースもあります。
求人サイトや人材紹介というのは有料職業紹介事業である場合には国の許可がいります。
バイトと言うと簡単に聞こえますが、きちんと事業として求人を紹介しているサイトであるという認識も必要です。
またもし応募者が面接を無断で休んだりすると、企業や求人サイト側にも迷惑がかかってしまいます。
お仕事に応募する際には、自分が本当にやりたいお仕事かどうかをよく考えてから応募するようにしたいですね。
バイトのブラックリストまとめ
バイトのブラックリスト等について幾つか挙げてみました。
噂で挙がるようなバイトのブラックリストという物は、実際にはほぼ存在しません。
ですがだからと言ってバックレたり無断欠勤をして良いという訳ではなく、アルバイトでも責任を持った行動が必要です。
ブラックリスト等の存在が気にならないように、普段からしっかりと出勤をして真面目にお仕事に取り組んでいきたいですね。
またバイトをバックレた後の給料についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
参考記事:バイトをバックレたから給料手渡し?店まで取りに来いって?
今回はバイトのブラックリストについて挙げてみました。
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